群馬大手術死 報道への反響に表れた「温度差」…
80歳の人は、手術で死んでも仕方ないのか――。取材を通じてそんな問いかけに突き当たった。
群馬大学病院で問題になった手術死の続発。亡くなった患者の一人は看護師だった小野里美早(みさ)さん。25歳だった。彼女に関する記事は何度か書いてきた。本人の日記や家族の闘病日誌のこと、唯一の遺族である兄・和孝さんへのインタビュー――。
読者の反響は、惜しむ声や共感がほとんど。それに対して、80歳で亡くなった木村貞治さんの遺族である息子、豊さんにインタビューした記事では、好意的なコメントも多かったが、「仕方ない」「十分長生きしたのでは」という冷めた反応も目についた。
肝胆膵(かんたんすい)外科の手術後に死亡が続発したという群馬大学病院の医療事故は2014年に発覚し、大規模な調査が行われて2016年に結果が公表された。
それにより、手術できるかどうかの判断や手術の技量、術後管理といった診療内容だけでなく、病院の体制にも問題があったことがわかっている。
そして、この件は今年8月、一つの節目を迎えた。謝罪や再発防止策の実現、補償について病院と交渉してきた遺族会が、病院側と合意書を取り交わしたのだ。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180928-00010000-yomidr-soci
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