万一の停電を回避するため、「2割節電」を求められている北海道民。
生活面の影響は避けられないが、「皆で我慢」と気丈な声が聞かれた。一方、冷蔵庫で生鮮食品などを扱う業者からは、「商売にならなくなり、節電しようがない」という声も上がった。
道内最大手の北洋銀行は、168店に600台ある現金自動預払機(ATM)の半分を停止するよう指示した。
札幌本店では約3分の1に当たる6台を止めて営業。昼休みを利用して来た会社員の男性(50)は、「いつもより並んでいたが仕方がない。皆で我慢できることはしないと」と前向きだ。
娯楽施設でも影響が広がる。派手なネオンサインで客を呼び込むパチンコ店。道内に31店舗ある「パチンコひまわり」は外壁、看板、広告、電光掲示板の照明を消した。
稼働するパチンコの台数を減らすわけにはいかないようだが、「店内の照明も間引きして、全体で2割カットした」と運営会社の広報担当者。
北海道産の海鮮を買い求める観光客が集まる二条市場(札幌市)。鮮魚店「ほんま」代表の本間浩さん(54)は「照明を消したらお客さんは来なくなるから無理。冷凍庫も温度を下げたりしたら魚は傷むし、商売にならない」と話す。
札幌市内のヤマショウ酒店の男性従業員(44)も、「生酒は冷蔵しないといけないし、冷たくないとおいしくない」。保管温度を上げるような節電ができないことに理解を求めた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180910-00000096-jij-soci
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