ニューヨーク(CNN) 米ニューヨークのクイーンズ区にある無認可の託児施設で21日未明、乳児3人と大人2人が刃物で刺されて重体に陥り、従業員の女(52)が殺人未遂の罪で起訴された。
ニューヨークの捜査当局者が22日に語ったところによると、この施設には子どもの国籍を目当てに米国で出産した中国人らが滞在していたとみられる。
米国では両親の国籍にかかわらず、国内で生まれた子どもに米国籍が与えられるため、これを狙った中国人妊婦らの「出産ツアー」が増えている。
刺されたのは生後3日から1カ月の女児2人、男児1人と、負傷した子ども1人の父親(31)、女性従業員(63)の計5人。全員が地元の病院へ運ばれ、重体ながら容体は安定しているという。
事情を知る当局者がCNNに語ったところによると、このほかに生後3週の女児が被告に殴られ、頭がい骨を骨折した。女児は警察が駆け付ける前に病院へ運ばれていた。
被告は手首から血を流し、意識不明の状態で見つかった。病院で身柄を拘束され、精神鑑定とけがの手当てを受けている。
妊婦らはここで出産して国籍取得の手続きを済ませ、母国での地位を維持するためにいったん帰国して、再渡航する流れになっていたとされる。
連邦当局は最近、こうした「出産ツアー」に加担する米企業の取り締まりを強化している。
事件のあった施設の経営者は不明。近所の住人らによると、中国人のほかに韓国人やアフリカ系の家族も見かけることがあったという。
警察によると、3階建ての建物に11台のベビーベッドが設置され、事件当時は乳児9人とその親たちが滞在していた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180923-35126010-cnn-int
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