【ジャカルタ時事】インドネシアのスラウェシ島で28日に発生した大地震と津波で、国家防災庁は29日、死者が少なくとも384人、負傷者は540人に達したと明らかにした。
同庁のストポ報道官は記者会見で「被害の全容を把握できていない地域が多数あり、犠牲者はさらに増える恐れがある」と説明した。
報道官によると、死者はいずれも中スラウェシ州の州都パル市で確認された。地震で落下物に当たるなどして犠牲となったほか、
住民が逃げ遅れて津波に巻き込まれたという目撃情報も相当数に上る。隣接するドンガラ県の沿岸地にも津波が襲来したが、通信が復旧していない地域があり、詳細は把握できていない。
パル市では、住宅を含め数千の建物が損傷。激しく損壊した商業施設や病院、ホテルがあり、取り残された人がいる可能性もあるという。
市内の空港も滑走路に亀裂が生じるなど大きな被害を受けた。救助や支援の目的を除き、商業機は当面利用できない。
国家防災庁や警察が調査と救助活動に当たっているほか、軍や周辺自治体も支援に加わっている。
在インドネシア日本大使館によると、パル市など被害の大きい地域で邦人の居住届は出されていない。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180929-00000061-jij-asia
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