日本政府が世界の主要6都市の中で韓国ソウルの通信料金が米ニューヨークの次に高い水準という調査結果を出した。韓国通信事業者は比較方式に問題がある調査だと一蹴した。
日本総務省は「電気通信サービスに係る内外価格差調査」報告書を通じて東京をはじめ、ソウル、ニューヨーク、ロンドン、パリ、デュッセルドルフの通信料金を調べた。
毎月70分の通話サービスを基準としてデータ容量2GB(ギガバイト)、5GB、20GBに分けて料金水準を比較した。
ソウルは2GBを基準に料金が3504円でニューヨーク5990円の次に高かった。次は東京(2680円)、ロンドン(2374円)、デュッセルドルフ(1261円)、パリ(1230円)の順だった。
各国1位の事業者(韓国はSKテレコム)の料金比較ではソウルが2GBを基準として4位(3757円)であり、5GBと20GBを基準にすればそれぞれ3位(5GBが4445円、20GBが5521円)だった。
韓国通信事業者は日本政府が自国に有利な結果を出すために「ごり押し比較」をしたと反論した。
総務省は各都市の料金を比較しながら韓国、米国、英国、ドイツなどは音声無制限通話サービスを提供する商品を選んだ一方、日本は音声通話サービス5分、10分の商品を、フランスは120分商品を比較の対象に選んだ。
日本で同じデータ容量の条件で音声無制限サービスを入れると月2万ウォン(約2000円)程度追加しなければならないというのが通信業界の説明だ。都市別に1位の事業者間比較でも韓国はSKテレコムが2013年に運営した「Tキリ(同士)」料金制を選択した。
韓国通信事業者連合会(KTOA)関係者は「NTTドコモの月1GB音声無制限料金制は2年約定を基準に月5600円程度で、韓国1GB料金制が月2万4750ウォンだという点を考えると、2倍程度高い」と指摘した。
この関係者は「日本官房長官が通信料金の引き下げが必要だとして最近公開した資料でも日本の料金が韓国の料金より高いと指摘したが、今回の調査はこの内容に相反する」と話した。
※本記事の原文著作権は「韓国経済新聞社」にあり、中央日報日本語版で翻訳しサービスします。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180921-00000014-cnippou-kr
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