【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は1日放送された米FOXニュース(Fox News)のインタビューで、北朝鮮による非核化の取り組みについて「非常に真剣だと思う」と語った。前日には、北朝鮮が核兵器の備蓄数などを米側に対して隠そうとしていると報じられていた。トランプ氏はFOXニュースの番組「Sunday Morning Futures」のインタビューで、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長による非核化の約束をどうして信頼できるのかという問いに「私たちは非常に相性が良かった。彼とは取引をした。握手も交わした。彼はそう(非核化)するつもりだと本当に信じている」とも答えた。
「われわれは何も提供していない。われわれが提供しようとしているのは、将来の良いことだ」とも述べ、北朝鮮に譲歩したとの見方を否定した。
正恩氏が6月の米朝首脳会談で表明した非核化をめぐっては、米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)が6月30日、米当局者の話として、北朝鮮が核兵器の備蓄数と製造施設の一部を米国に隠そうとしていると報じていた。
これに関連し、ジョン・ボルトン(John Bolton)大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は1日、CBSテレビの報道番組「フェイス・ザ・ネーション(Face the Nation)」で、トランプ政権は北朝鮮の欺瞞(ぎまん)の歴史を十分承知しており、無邪気に非核化交渉に入ったわけではないと主張。交渉に関わっているグループに「夢心地のような感情」はないと述べた。
ボルトン氏は同日、FOXニュースの番組にも出演し、「北朝鮮がやっていることを把握するため、われわれのあらゆる能力を用いている」と強調した。【翻訳編集】 AFPBB News
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180702-00000011-jij_afp-int
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