韓国の裁判所のトンデモ判決に、韓国メディアが大はしゃぎしている。日本のロボットアニメ「マジンガーZ」のパクリ疑惑がささやかれてきた韓国のロボットキャラクター「ロボットテコンV」について、
ソウル中央地裁が7月31日に「模倣物ではない」との判断を出したのだ。だが、専門家は「大部分の韓国人はパクリと思っている」と指摘する。
《「韓国のテコンV、日本のマジンガーZの模倣物ではない」 初の裁判所判決》(中央日報日本語版、1日)
《テコンV、裁判で「マジンガーZのパクリ」の汚名晴らす》(朝鮮日報日本語版、7月31日)
両紙の見出しは、裁判でのテコンVの勝利を誇示しているように見えるが、この裁判はそもそも、韓国企業同士の争いに過ぎない。
記事によると、テコンVの著作権を保有する会社が、別の玩具販売会社の商品がテコンVに酷似しているとして、著作権の侵害を訴えた。
訴えられた玩具販売会社は「テコンV自体が日本のマジンガーZ、グレートマジンガーなどを模倣したキャラクターだ」とし、著作権法で保護されないと主張していた。
問題になったテコンVは、1976年に制作された韓国ロボットアニメの草分けとして知られている。顔などに若干の違いはあるものの、ストーリー展開を含めてマジンガーZにそっくりで、当時から模倣説が浮上していた。
今回の判決で、ソウル中央地裁は「テコンVはマジンガーZとは区別される独立した著作物、またはこれに手を加えた2次的創作物に当たる」との判断を示したが、韓国世論は昔から“パクリ作品”とみなしてきた。
2013年、日本固有の領土である島根県の竹島(韓国名・独島)に、「日本の侵略から島を守るシンボル」として、テコンVの巨大造形物を島に設置する計画が持ち上がった。
ところが、「あのアニメは日本の“マジンガーZ”をまねて制作されたものではなかったか。それを愛国のシンボルとはおかしい」と批判が巻き起こり、計画を推進する募金運動が中断されたのだ。
韓国に精通するジャーナリストの室谷克実氏は「韓国は最近暗いニュースばかりだったので、韓国のマスコミとしては大はしゃぎしたかったのだろうが、テコンVについては以前から『マジンガーZのパクリ』とさんざん言われてきた。
今さらこんな判決が出ても、大部分の韓国人は『テコンVはパクリだ』と思っているだろう」と語り、こう続けた。
「韓国では『パクリは当然』という認識があり、著作権問題が出てきたのはつい最近のことだ。だが、人がやったら『不倫』、自分がやったら『ロマンス』というような感じで、中国のパクリ疑惑が出てくるとマスコミが大騒ぎする傾向がある」
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180803-00000016-ykf-int
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