【ワシントン時事】米共和党の重鎮で、2008年の大統領選に出馬したジョン・マケイン上院議員が25日、死去した。
81歳だった。17年7月、頭部の血栓除去の手術を受けた際、脳腫瘍を患っていることが分かり、療養生活を送っていた。
トランプ大統領はツイッターに「マケイン議員の遺族に心からの哀悼の意と敬意を表する」と投稿。オバマ前大統領も声明で「マケイン氏と私は政治の最高峰で競い合ったが、
政治的戦いを、国内で高い理想を実現し国外でそれを推進するための機会であり、特別で気高いものと受け止めていた」と、その死を悼んだ。
米領だったパナマ運河地帯で、祖父、父とも海軍大将という軍人一家に生まれる。海軍兵学校を卒業後、海軍飛行士となり、ベトナム戦争に出征。1967年に搭乗機がハノイ上空で撃墜され、5年半にわたり捕虜生活を送った。
退役後、82年の下院選に当選し政界入り。86年の中間選挙で上院議員に転じた。15年1月から上院軍事委員長を務めた。外交・安全保障分野では党内きってのタカ派として知られ、トランプ政権が模索したロシアとの関係改善にも慎重姿勢を示した。
00年の大統領選で共和党候補に名乗りを上げ、予備選でブッシュ(子)氏に敗北。08年には党指名を獲得したが、本選でオバマ氏に敗れた。
16年大統領選では、トランプ氏に批判的立場を取り、同氏の共和党候補指名を正式決定する党大会を欠席。トランプ政権発足後も、大統領によるメディア攻撃を「独裁者への道だ」と批判するなど、しばしば苦言を呈してきた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180826-00000011-jij-n_ame
みんなのコメント
イラク戦争の時にも、コリン・パウエルと共に開戦に慎重論を唱え続けていた本当のタカ派の方でした。
「戦争反対人権平和!」と叫んでいればいいと信じ込んでいるお花畑の自称リベラルも確かに問題だけれども、だからといって彼らを嘲笑い、威勢のいいことを叫びつつ自分の安全と利益だけは当然のごとく守ろうとする「タカ気取りのバカ」も困ったものです。
イラク戦争当時に「日本軍は強いんだからテロリストなんて蹴散らせ」とわめいていた石原チン太郎氏に代表されるバカは日本でも年々増えつつあります。(無論、お花畑の左翼も相変わらず多いのですが)
もっとお元気で長生きしてもらい、トランプ政権のブレーキとしてはもちろん、世界的にも本当のタカとして範を示してほしかったものです。ご冥福をお祈り申し上げます。