犯行現場はキングスクロス駅周辺
「毎日のように日本人の被害者が出ているんです。この夏、急に増えた印象です」在英日本大使館スタッフは困惑気味にこう話した。特に、観光客をターゲットにした悪質な盗みが頻発しているという。夏休みシーズン、イギリスに海外旅行や短期留学など計画している方もいらっしゃると思う。その他にも欧州に出かける予定のある人は、是非気を付けていただきたい話だ。
犯行場所は、キングスクロス・セント・パンクラス駅周辺が多いとのこと。この駅はフランスに向かう電車「ユーロスター」の起点で、多くの人が利用する。大英博物館や、多くの店が並ぶカムデン・マーケットも近く、日本人観光客もよく訪れる場所だ。
ニセ警官詐欺の手口
手口はこうだ。1: 観光客を装った外国人が日本人に近づく。「大英博物館に行きたいんだけど、どうすればいいかな」と声をかける。
2:日本人観光者は、親切心から自分のスマホで場所を調べてあげる。その間少し、外国人とも会話を楽しむ。
3:そこにニセ警官が登場。2人にむかって「私服姿だが警察だ。麻薬密輸関連の捜査中です。捜査に協力いただきたい。」それらしい質問をしながら、まず外国人に、身分証明書とクレジットカードを見せるように言う。
4:すると外国人は「喜んで協力します」と言って、身分証とクレジットカードをニセ警官に渡す。
5:これを見た日本人は、「英国ではこれが当たり前の捜査なのか」と思ってしまう。ここでニセ警官は日本人に対し、「あたなも身分証をみせなさい」と声掛け。さらに「これだけでは確認ができない。クレジットカードの暗証番号は?」などと畳み掛ける。
すっかり本当の警察官と信じ切ってしまい、すべて正直に話してしまうというのだ。6:ニセ警官は、その情報でクレジットカードを不正利用。またニセ「捜査」の際に、財布を調べるフリをしながらクレジットカードや現金を盗むこともあるという。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180804-00010004-fnnprimev-eurp
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