第1348回定期水曜集会 「二度とこのようなことがないよう慰安婦問題の解決」 日本軍慰安婦メモリアルデーに世界連帯集会
「私が200歳まで生きて皆さんと共に大韓民国の慰安婦問題を解決します。二度とこのようなことがあってならないと思って、一生懸命200年間生きていきます。
200年間を生き抜いてあの世に行ったら、ハルモニ(おばあさん)たちに私が皆さんと(慰安婦問題を)解決したといえるようにしていただけますか」
日本軍慰安婦被害者を取り上げた映画『アイ・キャン・スピーク』の実在の人物であるイ・ヨンスさんが演壇でマイクを握ってこう語ると、約700人の市民が声を合わせて「はい」と答えた。同日の集会に参加するため、大邱(テグ)から上京したイ・ヨンスさんは、
「昨日(14日)、皆さんの関心のおかげで望郷の園に記念日が建てられた。感謝している」とし、しきりに頭を下げた。参加者らは拍手と歓声で応えた。
第73周年光復節であり、水曜日の15日正午、ソウル鍾路区(チョンノグ)の駐韓日本大使館前で、日本軍慰安婦メモリアルデー世界連帯集会兼第1348回定期水曜集会が開かれた。
体感温度が39度を上回る蒸し暑い天気にもかかわらず、イ・ヨンスさんとキル・ウォンオクさん、キム・ギョンへさんが出席し、日本政府の真の謝罪と賠償を求めた。参加者たちも「公式謝罪」や「法的賠償」と書かれた扇を仰ぎながらその場を守った。
同日は、コンゴやウガンダ、イラクなどから来た戦時性暴力被害生存者らが出席し、連帯の意思を明らかにした。イスラム国(IS)から性暴力被害を受けた北イラクのヤジディ族の被害生存者のサルワ・ハラフ・ラショシさんが最初に発言に立った。
彼女は「昨日、キム・ボクトンさんが今も活動しているという話を聞いたが、その年でも活動しなければならないという点が残念でならなかったし、これからも連帯すべきだと思った」とし、「私も一人ではないし、ハルモニたちも一人ではない。沈黙せず、闘争して正義を実現していく」と話した。
日本から来た人たちの連帯の発言も続いた。藤本泰成「フォーラム平和・人権・環境」共同代表は「『私たちも青春を過ごしたかった』というハルモニの声を聞いて、胸を痛めない人がいるだろうか」としたうえで、
「安倍首相は日本軍慰安婦被害者問題を否定し、植民地支配と侵略戦争を否定する。日本国民として恥ずかしく、謝罪できる日本になれるよう一生懸命活動する」と述べ、拍手喝采を受けた。
在日韓国青年同盟活動家のアン・チェヒャンさんも「日本軍慰安婦問題に在日韓国人が声をあげないのは植民地支配に屈服することに他ならない。日本政府は誠意ある謝罪をして被害者と遺族に対する賠償を遂行すべき」と求めた。
出席者らは同日の集会で「1348回の返ってこない謝罪」、「ハルモニに名誉と人権を」と書かれたプラカードを持って日本政府の誠意ある謝罪と賠償、和解・癒し財団の解体を要求した。被害者の顔写真を持ってウェーブをするパフォーマンスも続いた。
参加者たちは声明文で「日本政府は根拠のない2015年の韓日合意を口実にした犯罪の否定、歴史歪曲、平和の碑の建立妨害行為を中断し、被害者に公式謝罪と賠償を含めた法的責任を履行せよ」とし、「韓国政府は和解・癒し財団を解散し、日本軍の性奴隷制問題の正しい解決のためにあらゆる努力を尽くせ」と要求した。
シン・ミンジョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180816-00031367-hankyoreh-kr
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