【ジュネーブ=三井美奈】国連人種差別撤廃委員会の対日審査は17日、2日目の会合が行われた。日本政府代表の外務省の大鷹正人・国連担当大使は、慰安婦問題をめぐって会合中に委員から「性奴隷」という表現が使われたとして、「事実に反し、不適切」だと抗議した。
これに対し、鄭(チョン)鎮星(ジンソン)委員(韓国)は「性奴隷という言葉は1990年代から国連機関で使われている」と反論した。
日本側は、アジア女性基金を通じて元慰安婦への償い金支給や福祉支援を行ってきたと説明したが、鄭委員は「基金は徹底的な調査なしに設立された。償い金受け取りの拒否は難しかった」と述べた。
また、2015年の日韓合意で両国が「最終的かつ不可逆的な解決」を確認したとする日本の主張に対し、ガイ・マクドゥーガル委員(米国)は「政府間の合意で、個人の要求を消すことはできない」と発言。慰安婦への謝罪が必要だと主張した。マルク・ボシュイ委員(ベルギー)も「政府間の合意で解決はできない」と述べた。
大鷹大使は、女性を強制連行したとする吉田清治氏(故人)の偽証を朝日新聞が報じたことで、慰安婦問題が世界的に広がったことに言及。不正確な情報が流布したことで「不幸な側面があった。この新聞はすでに謝罪した」と述べ、委員に客観的評価を求めた。
会合では人種差別的なヘイトスピーチへの対策、アイヌの人々の権利保護を求める声も出た。
委員会は今回の審査を踏まえ、30日に日本への勧告を公表する。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180817-00000583-san-int
みんなのコメント
政府対政府は合意でいいけど、国際的な一般論としての人権問題という括りでは、2国間の合意は関係ない。旧日本軍管理下の公娼制度が人権侵害だったと問われている。その返答が強制連行の記録はない。??噛み合ってない。だいたい、軍関係書類は敗戦時に全焼却命令が出ている。
あったって残っているハズない。無謀にも戦線を急激に拡大し、急激に徴兵し兵隊さんを各地に派遣したが、慰安婦は徴兵できない。慰安婦は何人に一人と規則で決められていた。何が起こったかなんて自明です。