【AFP=時事】中国の裕福なインターネットユーザーの間で、自分が所有する高級品を道路にばらまき、それらと共に路上に伏せるように横たわる自身の姿をネットに投稿することが流行している。一方で、こうした新たな富裕層をからかう画像も次々に登場し始めた。中国版ツイッター(Twitter)の微博(ウェイボー、Weibo)で流行しているのは、「炫富挑戦(Flaunt Your Wealth、富を見せびらかせ)」などと呼ばれるネットチャレンジ。これまでに見られた回数は23億回を超え、100万件以上のコメントがつけられた。
車から降りる際に顔面を下にして道路に倒れこみ、現金やクレジットカード、宝石類、高級ブランドのバッグや靴、電子機器に囲まれた自分の姿を写した画像を投稿するこのチャレンジは、ロシアで始まったものだ。
上海の経済誌「胡潤百富(Hurun Report)」によると、数十年で著しい経済成長を遂げた中国は世界で最多となる620人の億万長者を輩出している。その一方で、この流行を富裕層を笑いものにする絶好の機会と捉えて、パロディー画像を投稿する人たちもいる。
「熱心な働きもの」のスタッフと称するユーザーの投稿画像は、オフィスビルの前の路上でほうきやモップなどの清掃用品が散らばった中に男性が倒れているというものだ。
その他、6匹の愛猫に囲まれて床に横たわる男性の画像も。投稿者の男性(33)は「誰にでも一番価値があると思っているものや一番大切にしているものがある。
僕の場合は、それが猫なんだ。だから僕の猫たちを見せびらかすことにした」と、AFPに語った。
この流行に各地の公的機関も飛びつき、プロパガンダ的な画像を投稿し始めた。上海の消防当局は、消防車から道路に倒れ込み、消防器材に囲まれて横たわる消防士の画像を投稿している。【翻訳編集】 AFPBB News
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181028-00000029-jij_afp-int
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