安倍晋三首相が14日、埼玉県の陸上自衛隊朝霞駐屯地で軍国主義の象徴である旭日旗が掲げられた自衛隊を査閲した。
この席で安倍首相は「これまでの延長線上ではない、数十年先の未来の礎となる防衛 力のあるべき姿を示す」と述べた。
また「すべての自衛隊員が強い誇りを持って任務を全うできる環境を整える。これは今を生きる政治家の責任である」としながら「その責任をしっかりと果たしていく」とも述べた。
これは、9月の自民党総裁選で勝利を確定させて、「戦争ができる国」のために改憲を推進するとの意志を改めて明らかにしたものだ。
日本は今月10日から14日まで済州(チェジュ)で開かれた海軍国際観艦式で、韓国の旭日旗掲揚撤回要求を拒否して観艦式に参加しなかった。
12日には日本メディアのNHKが「韓国は、11日に行った国際観艦式で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が演説をした駆逐艦に豊臣秀吉の朝鮮侵略と戦った将軍を象徴する旗を掲げた。文在寅大統領は、韓国軍の駆逐艦の甲板で、
豊臣秀吉の朝鮮侵略の際に水軍を率いて戦った李舜臣(イ・スンシン)将軍に言及した演説をしたが、駆逐艦には当時、李舜臣将軍が使ったものと同じデザインだという旗が掲げられた」と報じた。
NHKが報じた旗は「帥字旗」と呼ばれるもので、朝鮮水軍隊長の旗であり、壬辰倭乱(文禄・慶長の役)当時、倭軍を撃破した李舜臣将軍の象徴でもある。
日本外務省は、韓国の帥字旗掲揚は海上自衛隊艦の旭日旗掲揚を認めなかった韓国政府の方針に矛盾する行為だと主張した。
韓国与党「共に民主党」は14日、海軍観艦式当時の帥字旗掲揚と22日に予定されている国会教育委員会委員の独島(ドクト、日本名・竹島)訪問に日本側が遺憾を表明したことに対して「戦犯国として最低限の恥も知らない」と強く批判した。
朴ギョン美(パク・ギョンミ)院内報道官は「帥字旗は外勢の侵略に対抗して自国の領土を守るための大韓民国海軍の歴史、朝鮮海軍の象徴」
としながら「どうして我々の領土を侵略して入ってくる外国軍、それも第2次世界大戦の加害国が戦争犯罪に使った旭日旗と比較することができるのか」と述べた。
また「過去に対する徹底した反省と謝罪なしには、韓半島(朝鮮半島)の平和と繁栄で再編される東アジアの未来に日本はいないことをはっきりと述べておく」と明らかにした。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181015-00000001-cnippou-kr
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