安倍首相が自民党総裁選で連続3選を果たしたことを受け、ロシア大統領府によると、プーチン大統領は20日、安倍首相に祝電を送り、日露関係などについて「対話の継続と協働」を呼びかけた。
「親愛なるシンゾー」で始まる祝電は、プーチン氏が安倍首相に前提条件なしでの日露平和条約の年内締結を提案した12日の「東方経済フォーラム」や、
10日の日露首脳会談を念頭に「安倍首相との最近のやりとりは非常に建設的で有益だった」と評価した。
中国外務省の耿爽(グォンシュアン)副報道局長は20日の定例記者会見で、「首相が引き続き中日関係を重視し、両国関係の絶え間ない改善と発展を推進することを期待する」と述べ、日中関係の改善に期待感を示した。
日中両国は、安倍首相の10月訪中に向けて調整を本格化させる方針だ。ただ、中国では安倍首相が意欲を示す憲法改正への警戒感が根強い。耿氏は「日本側が歴史の教訓をくみ取り、平和発展の道を歩むことを堅持するように望む」とクギを刺した。
一方、台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統は20日、民進党主席として祝意を示す談話を発表した。蔡氏は「安倍氏のリーダーシップの下、台湾と日本の関係がさらに発展するよう願っている」と強調した。
韓国メディアも自民党総裁選の結果を速報するなど高い関心を示した。安倍首相が目指す憲法9条の改正を批判的に報じるメディアが多く、
聯合ニュースは「総裁選での圧勝で政権基盤が強固になり、『戦争ができる国』に向けた改憲に拍車がかかる」と伝えた。(モスクワ 工藤武人、北京 比嘉清太、台北 牧野田亨、ソウル 岡部雄二郎)
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180921-00050028-yom-int
みんなのコメント