韓国が、また暴挙に出た。与野党の国会議員らが、日本固有の領土である島根県・竹島(韓国名・独島)に「不法上陸」したのだ。加えて、歴史的事実を顧みることなく「(日本が)歴史を歪曲(わいきょく)した」などと批判してきた。
竹島は江戸時代以来、日本が領有してきた。戦後は、韓国の同盟国である米国の公文書でも「日本領」と明確に記されている。「反日」で知られる韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権は今後、さらに悪辣(あくらつ)なプロパガンダを強める恐れがある。韓国の無知な主張に対し、日本は堂々と反論しなければならない。
22日に竹島に上陸したのは、韓国国会の教育委員会で委員長を務める李燦烈(イ・チャンヨル)氏や、与党「共に民主党」、最大保守系野党「自由韓国党」などに所属する議員ら13人。一行は竹島上陸後、現地の守備隊を激励するなどした。
日本政府は同日、すぐに対応した。
外交ルートを通じ、「竹島領有権に関するわが国の立場に照らし、到底受け入れられない」と抗議した。河野太郎外相も記者団に「とても未来志向とは思えないことが持ち上がってきている」と述べ、韓国側の対応を批判し、菅義偉官房長官も「極めて遺憾だ」と語った。
今回の上陸計画が明らかになった後、日本政府はソウルの日本大使館などを通じて「厳重に抗議」し、計画中止を求めた。それにもかかわらず、韓国側は強行した。歴史や国際法を無視し、「日韓友好」を望まない、韓国国会議員の蛮行といえそうだ。
自民党の「領土に関する特命委員会」の委員長を務める新藤義孝衆院議員は22日、ツイッターで、23日に委員会を緊急開催し、今後の対応を協議することを明らかにした。
上陸しただけにとどまらず、韓国の国会議員は日本の歴史を愚弄する発言を連発した。
「独島(竹島の韓国での呼称)には韓国の歴史が息づいている」とし、訪問目的を「(竹島領有を主張する日本の)歴史教科書の歪曲(わいきょく)糾弾」などと主張したのだ。
だが、竹島は江戸時代以来、日本の領土だったとの歴史的事実がある。事実の誤った主張は断じて受け入れられない。
鳥取藩の回船業者は江戸時代初期、竹島はもとより鬱陵(ウルルン)島に渡り、アワビ採取やアシカ猟に精を出していた。徳川幕府がこれを許可した文書も残っている。
明治維新後の1905(明治38)年には、閣議決定と島根県告示により、正式に竹島が日本国の領土に編入されたという経緯がある。
先の大戦後にも、米国の政府高官が「竹島=日本領」と認めた決定的証拠が複数存在している。
一つは、51年8月10日付にディーン・ラスク国務次官補が、駐米韓国大使に宛てた文書「ラスク書簡」だ。
文書では、竹島についてこう説明されている。
《われわれの情報によれば朝鮮の一部として取り扱われたことが決してなく、1905年頃から日本の島根県隠岐島支庁の管轄下にある。この島は、かつて朝鮮によって領有権の主張がなされたとは見られない》
もう一つの証拠は、60年4月、GHQ(連合国総司令部)最高司令官、マッカーサー元帥のおいで、当時、駐日大使だったダグラス・マッカーサー2世が米国務省に送った秘密電文だ。これは「マッカーサー・テレグラム(電文)」と呼ばれている。
機密扱いが解除された電文によると、マッカーサー氏は次のように記していた。
《日本海にある竹島は日本の領土である》《韓国は力ずくで不法占拠している》《われわれ米政府は、韓国に圧力をかけて、この島を日本に返さなければならない》
マッカーサー電文通り、韓国は1952年1月、李承晩(イ・スンマン)大統領が不当に設けた「李承晩ライン」で、力ずくで強奪した。その後、韓国が実効支配を強めながら、不当に居座っている。
こうした歴史的経緯がありながら、日本を「歴史歪曲(わいきょく)」と批判するのは、「盗っ人猛々しい」というほかない。
国際政治学者の藤井厳喜氏は「文政権による『竹島=韓国領』と強弁するプロパガンダは今後、ますます強まっていくだろう。韓国は、日韓の慰安婦合意がありながら、約束を破って国際的宣伝をしている。そういう国なのだ。一方、日本は自縄自縛で後手に回っている。日本は国際社会に対して、もっと歴史的事実を説明していくべきだ」と語っている。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181024-00000007-ykf-int
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