韓国の自動車産業を支えてきた部品メーカーなどが連鎖倒産の恐怖に包まれている。現代自動車の1次協力会社であるリハンがワークアウト(企業改善プログラム)に追い込まれたのに続き
中堅部品メーカーのダイナメックが最近法定管理(企業再建手続き)を申請するなど大型部品メーカーが相次いで倒れている。自動車産業生態系が根元から揺らいでいるという懸念が大きくなっている。
4日の業界によると中堅自動車部品メーカーのダイナメックは先月末にソウル破産裁判所に法定管理を申請した。
大田(テジョン)に本社を置くこの会社はブレーキピストンとギアなどを現代・起亜自動車、BMW、フォルクスワーゲンなどの自動車メーカーに納品している。昨年の売り上げは1161億ウォン、従業員は274人だ。
業界ではリハンに続いでダイナメックが窮地に立たされたことで自動車部品メーカーの「ドミノ倒産」が始まったのではないかと心配している。
現代自動車のまた別の1次協力会社であるクンムン産業は法定管理の審査を受けており、韓国GMの1次協力会社のイーウォンソリューテックはすでに法定管理に入った。
「赤字の泥沼」に陥った部品メーカーも続出している。韓国経済新聞が上場部品メーカー82社の上半期実績を全数調査した結果30.5%の25社が赤字を出していた。
63.4%の52社は昨年上半期より売り上げが減り成長エンジンまで消えつつあると分析された。
昨年の中国の高高度防衛ミサイル(THAAD)報復に続き今年初め韓国GMの群山(クンサン)工場閉鎖まで続き1年以上苦しんできた後遺症が本格的に現れているという見方だ。業界関係者は「廃業危機に追いやられた2次・3次協力会社がどれだけに上るのか把握することすら難しい」と話している。
※本記事の原文著作権は「韓国経済新聞社」にあり、中央日報日本語版で翻訳しサービスします。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180905-00000014-cnippou-kr
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