「女は大学に行くな、」――。神戸女学院大学がこの4月から掲出している電車内広告に、「電車の中で泣きそうになった」「ぐっとくる」といった声が寄せられています。
前半部分だけ読むと一瞬ドキッとするキャッチコピーですが、続きまで読むと「女は大学に行くな、という時代があった」という1文であることが分かる仕組みです。
女性をとりまく環境が変化し、選択肢が広がった今だからこそ、逆に迷いや葛藤に直面することも増えた。そんな正解がない時代を謳歌するために、「学ぶことができる」という、決して当たり前ではない幸福を忘れないで――。
イラストなどは一切使っていない、文字だけのシンプルな広告であるにもかかわらず、Twitterではこのメッセージに対し「かっこいい広告だなあ」「まじまじと読んだ」など、さまざまな反応が寄せられました。中には「日本はまだ女性への“重力”が強すぎる」など異を唱える声も見られましたが、そういった議論も含めて、大きな反響を呼んでいるのは間違いないようです。
一体なぜこのような広告を掲載したのか、神戸女学院大学に話を聞きました。
―― 今回のような広告は以前から掲出しているものなのでしょうか。
今回のような広告は2017年6月と11月、2018年3月にも掲出しています。今回も含めて、広告を掲出した大きな目的は、2017年にブランディングの一環として制定したタグライン「私はまだ、私を知らない。」をPRするためです。
ただ、3月については上記目的に加えて、卒業する全ての女子学生に向けたメッセージを込めました。また、今回掲出しているものは、本学が新制大学として認可されてから70年を迎えたことのPRと、この春に大学に入学する皆さんに向けたメッセージも込めています。
―― 文字だけの広告というのは近年珍しいと感じました。広告でもっとも訴求したかったポイントはどこですか。
最初に掲出した(2017年)6月の原案では、文字だけではなく写真入りの案もありました。ただ、大学執行部が出席する学内の会議ではメンバーから「文字だけのほうがインパクトがあるのではないか」ということになり、それ以後、文字のみのデザインで掲出しています。
訴えたいポイントは上記にもある通り、本学のタグライン「私はまだ、私を知らない。」の周知と、それが表現する学びについてです。本学は、幅広い学びを追求する「リベラルアーツ教育」を教育の方針としています。自分は「知ってる」と思って探求心を閉じてしまうのではなく、謙虚に学び続ける姿勢を身につける教育を行っているということから、上記のタグラインを制定し、社会にPRしていくことになりました。
―― 交通広告という媒体を選んだのに理由はあったのでしょうか。
本学はこれまで積極的には広告を展開してきませんでした。その意味で新しい施策を打てればということで、交通広告を掲出することになりました。
―― SNSで話題になっていることは把握していましたか。
4月のものがこれほどまでになっているとは知りませんでしたが。それまでの広告は、今回ほどではありませんが、SNSで取り上げてくださる方が多くいらっしゃいました。特に卒業生からの反応が大きかったです。
―― 女性の大学進学について、今もまだこういった呼びかけは必要だと感じていますか。
「女は~」が大きく出ていますので、そのように受け取られてしまうかもしれませんが、こちらとして本当に伝えたいのは「『正解がない』。その不確かさを、不安ではなく、自由として謳歌するために。」というところです。何事にも正解を見いだしにくい今の時代だからこそ、本学が志向するリベラルアーツ教育の意味があると考えます。そして、大学時代だけではなくその後の人生においても学び続けていってほしいと願っています。
「女は~」のコピーは、過去にそのような時代があったということを持ち出すことで、今の時代に当たり前と思われていることが決してそうではなく、今後も私たちは不断の努力によりその「当たり前」を維持していかないといけないと考えます。
神戸女学院大学の交通広告は、JR(普通電車)が4月1日~30日まで、阪急(全線)が4月3日~16日までそれぞれ掲出予定。もし見かけた時はじっくりと、そのメッセージに耳を傾けてみるのもよいかもしれません。
画像提供:神戸女学院大学
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180407-00000017-it_nlab-life
みんなのコメント
無理して大学なんて行く必要は全くない。
そのレベル。
権利は与えられるのもではない。
社会で活躍している女性は何かを犠牲にしているように感じる。犠牲を強いられる事のない社会を作れるスーパーウーマンの登場が待たれる。
悪いですが、さすがに大学ってそういう人間を相手にする場所じゃないです。
前半部分だけ読むと一瞬ドキッとするキャッチコピーですが、続きまで読むと「女は大学に行くな、という時代があった」という1文であることが分かる仕組みです。
予想どおり*\(^o^)/*
仕事の内容にもよるが、頑張りが利くのはどうみても男性に分がある。
仕事量が同じならまだしも給料に差が付くのは仕方がない。
やはり適材適所です。
自分から見たら、かっこいいハッスル婆ちゃんだったけど。
母の世代は、中高の同級生は大半が大学に進学したにも関わらず、ご近所には「女が学問修めても」みたいなことを言う人もいたらしいし、私の同級生のお母さんでも「女の子は国立や早慶なんかより女子大じゃないとモテないから」なんて言う人もいた。
自分の頃は、医者や官僚の子が多かった割には、大学でも専門学校でも本当に進みたい方向に自由に進む子が多かったし、氷河期になったから結果的にそれでよかった気がする。
最近の子は、専門的にやりたいことが既にあっても「とりあえずどこでもいいから四年制大学は出なきゃ」という感じで、逆に選択肢が少なそう。
の部分をもうちょっと大きく印刷するべきだと思う
そうじゃないと
遠くから見て、何あれ?すごい不快!
って思うだけでどこかに行ってしまう人も多くいると思う
娘さんが2人いる友人が「うちは女の子だけだから、大学とか行かせなくても大丈夫だけど、男の子がいるうちは大変だよね」と言っていたし、
逆に、大学に行かないで働きたいと言っている息子さんに対して「女ならいいけど、男なんだから大学位出ておかないと」と言っているのも聞いた。
「娘が大学院に行きたいって言ってるけど、お金かけても結局専業主婦になっちゃうんだろうし、もったいないよね」というのも聞いた。
実際、女性が凄いと思う仕事をするので社会に参加する事は非常に良い事だと思いました。
美人だが独身の女医の多いこと……
昔の人の言ってることってひどいように見えるけど、こういう部分見ると行かない方がいいと思うこともある。
その風潮文化が問題。大学出ててなにが偉い?
女でも行ける大学なんて大学の価値無し。専修学校と名を変えるべし。
女も上がれる土俵もただの土山だぁ。
21歳ぐらいには結婚して、
妊活って23歳ぐらいの人がやってたよ。
25歳までには妊娠退社。
おばあちゃんも若いから手伝ってくれる。
それが、大卒から就職して、28歳ぐらいで結婚、
30代で出産、、、となると、
女性はしんどい時代にもなってるよ。。。
宣伝の仕方が秀逸!
つかみはOKで、あとは内容のみ
その内容も今の時代比較的うまく書けるから
この広告は大正解だね。
知恵を絞れば良い物ができる典型例!
おっと、仕事の宣伝活動の参考にさせてもらおうと思っただけだよw
男にはなれない、超えられない最大のアドバンテージ。
女子力の劣化より、母親力の劣化が著しい、昨今。
いや今の世の中自体、子供を育む力が、劣化している。
子供を育む事が出来なければ、その先は消滅しかない。
何かを諦めてでもヤル、偉大な事業と思います。
Fランクにバカ親は行かせてる!
バカな女でも
大学にサラ金奨学金ロ一ンで
行きたいなら
自己責任で行けば!
但し
費用対効果を考えろよ!
自分は差別されてるから人生が上手く行かないんだって言い訳出来るうちが幸せだよね
言い訳出来ない境遇にいる成人男性なんかは、どんなに虐げられても弱音を吐くことすら許されない
よく見て。頭を柔軟にして物事を見ろ。
女性の社会進出は男性のホワイトカラー枠を奪います。野郎ども、気を抜いてると、大卒でもドカチンやで!
これはこれで賢い選択ではないかと最近思うようになりました。
みんな優秀で、どこかしらの大学に進学、大企業に就職しているようだが、女の子の大学進学に関しては、
なんで女のくせに、大学なんか…無駄なのに
と言っている。
まあ、孫さんからすれば、親からは言われていないようだから、平気だろうが、やっぱり世代ごとに意識は違うんだなと、まざまざとおもいしらされる。
とにかく将来希望の職業につけるかどうかは別として、志があるひとは、進学してほしい。
能力で区別、の時代に。
新しいキャッチコピー笑。
そういう女性が大学に行って何になるんだろう。無駄だとは思う。そうなるとわかっている、自分をわかっている賢い女性は大学に行かないと思う。
それは男でも同じ。ただの労働者なら大卒でも高卒でもやることは同じ。
ほとんどがただの労働者なんだからクラスで成績上位1割ぐらいが大学に行けばいいと思う。
自分が経営者なら大卒、高卒、関係なく真面目で礼儀正しく、やる気のある人を採用したい。
特別頭がいいわけでなければ大卒だからといって何の意味も無い。むしろ人間性が一番重要。
「正解がないからこそ、自由」って、素敵な言葉だなと思いました!ちょっと心がほぐれました。子育てに行き詰まったら思い出したい言葉です。
女のほうが現代は大変だね、ってコメントが多いですが、これだけ女が大変な時代になったってことは、男のほうも大きく変わらないといけない時代になった、ってことでは?
なので、これからは男もさらに大変な時代になるかもですよ(笑)
女性も残業代は必ず申請しましょう。
ネットで調べてもそれが正しいかわからないとその情報は使えない
学ぶことは生きることなのにね
いくつになってももっと勉強してればよかったって思う。両親、先生は学べる環境をちゃんと用意くれてたのにね。
そもそも金がかかりすぎる
奨学金とか個人負担が大きい
大学生で風俗とかキャバクラで働きながら学校通ってたりするの聞くと矛盾を感じる
職業も高等教育も自分が幸福に生きるための手段のひとつにすぎない
夢や成長って言葉を職業的経済活動とつなげすぎなんだよ
この頃かは分かりませんが、大変だったのでしょうね。
女性が社会に出ようとした時、女性というだけで重い足枷がついてくる。
大変だな、とは思うけれど、この障壁は男には決して分からない。
社会で活躍している女性をみると、想像の何倍も賢く強いのだろうと思う。
結局その後に結婚式場に向かう花嫁さんを見て、やっぱりお嫁さんになるー!というオチだったが、波平とフネが「ワカメも進学したいと言い出すかも知れないから、まだまだ頑張らんといかんなw」と話し合うラスト。
わずか20年くらいまえでも、まだそういう風潮が残ってたんだなと、改めて思い出した。
なんにせよ専門分野に特化して経験を積めばなんとでも、なるんじゃないかな
職人職が最たるものでしょうか?
義母世代はまだその価値観です。いい人と結婚して…なんて言ってます。
結婚の価値観も変わり、しない人も増えました。したい人も出来ない時代になりました。
だから私は娘にも専門知識をつけて将来困らないように大学進学を考えてます。
無理にFラン大学に行かせようとも、その余裕もありません。
もしそうなら、専門学校とかで役に立つ資格や手に職つけることを勧めますね。
性差があるので、どちらが大変なんて永遠の論議になります。どちらもしんどいし、相手に思いやり持つ余裕ない人が増えてると思います。
しかし、女性が社会で活躍することはいいことだ。学問を身に付けることはいいことだ。
「社会に出たらフルタイムで正社員になれ!」
「卵子が老化しないうちに子供産め!」
「ママになっても、働いて稼げ!税金も納めろ!」
「家事もしっかりやれ!」
・・・これ、この時代にこの国に女として生まれてきたのは、輪廻転生の罰ゲームか何かなのでしょうか?
前世でよっぽど悪いことをしたから、この時代にこの国に女として生まれてきたのではないか?とすら思えてきます。
こんなんじゃ、今の世の中、ただ賢いだけじゃ女やってけませんね。
”しなやかにしたたかにズル賢く”なければ生きては行けませぬ。
問題なのは、そんな人生の処世術を教えてくれる大学がないのが問題ですな。
パキスタンのマララさんのスピーチを思い出しました。
21世紀であっても
女性が勉強することで命を奪われる国がある。
勉強なんか嫌い!って言える
今の日本がいかに平和で、とても恵まれているかを感じます。
「産む」子供の数は少なくなる
社会としては大学に行って欲しくないだろうなあ
社会でみている限りでは
なかなか
みっともない生き様だぜ