最近、「モラハラ」という言葉をよく耳にするようになりました。具体的にどんなことをされたり、言われたりするのか、根底には何か深い問題があるのでしょうか?
望ましい解決法とは? これから数回にわたって、専門家への相談も含めこのテーマについて考えていきます。初回は、実際に夫との関係に悩めるライターM。「モラハラされているけど、夫と別れられない…」、そんな胸の内を明かします。
「はい、これ。今月お金厳しいって言ってたでしょ?」
私は、封筒に入れた10万円を差し出した。
「え、また借りが増えるじゃん」
夫は、気まずそうに言った。
「いいよ。5年後10年後に、10,000倍になって返ってくると思ってるし」
私は、ちょっとかっこつけて言った。そのお金を受け取った彼は、重要な取引先との会食に出かけて行った。土曜日の夜。
女友だちを震撼させる、モラハラ夫
私の夫は、会社を経営している。とんでもないプレッシャーの中で毎日戦っているせいか、外面は異様によい反面、家では気性が荒い。そんな夫を支えるために、私は、フルタイムの仕事を辞め、フリーランスで働くようになった。夫のために、家にいる時間を増やしてサポートしたかったからだ。でも、私の思いとは裏腹に、モラハラは止まらない。
夫の話をすると、女友だちの反応は大きく2つに分かれる。
ドン引き or 激怒。記念日はすべてスルー、入籍1年以上経っても結婚式はなし、家にお金は入れない。「ブス」「デブ」「料理がまずい」「家事のセンスがない」などの発言は日常茶飯事。
モラハラエピソードは山ほどもあるが、私は1カ月間、家を追い出されていたことがある。ささいなことでケンカになり、思い出すだけで涙が出てきそうな罵詈雑言と一緒に、「仕事の邪魔だから、1カ月帰ってくるな!」と家を閉め出された。
取るものも取りあえずどうにか逃げ出し、1カ月間、友だちの家を転々としたのである。ある友だちは、「何その男!! 信じられない」と激怒し、別の友だちは、控えめな感じで
「え、なんでその人と結婚したの……? 大丈夫……?」とドン引きした。
「本当にツラくなったら、ここに相談するのもいいよ」と東京都が運営するモラハラ相談窓口のパンフレットをくれた子もいた。引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180823-00010000-telling-life
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