さすがの四駆車でも深雪や砂、泥には敵わない…
高い悪路走破性を発揮する「四輪駆動(4WD)」システム。熟練した運転技術や車両各部の対策があれば、にわかには信じられないような地形を走ることができます。そんな4WDをさらにパワーアップできるのが、「クローラー」です。いったいどんなシステムなのでしょうか?
4つのタイヤをエンジンの力で回転させることで、優れた悪路走破性を発揮するのが、四輪駆動というシステムです。前から引っ張る力と後ろから押すという両方の力が働くために、二輪駆動車では走行できないようなシーンでも走ることができます。
ですが、四輪駆動車が無敵というわけではありません。自動車が前に進むのは、エンジンの力(駆動力)に加えて、タイヤと路面の摩擦によって生まれる滑らない力(トラクション)があってこそ。
深雪や砂、泥は力を加えると動いてしまうため、この摩擦力をうまく得ることができません。そのため四輪駆動でもタイヤが空転し、「スタック」というまったく走れない状況に陥ってしまうのです。
砂漠や泥のステージを長距離走るラリーレイドというモータースポーツでは、出場マシンはスタックボードやサンドラダーと呼ばれる脱出アイテムを装備しています。四輪駆動車は最低で3輪がトラクションを発揮できれば前進できるため、空転したタイヤの下にこれらの“板“を敷き、人為的にトラクションを得るわけです。
トラクターや戦車で実用化された「無限軌道」を自家用車に?
これと同じ考え方のシステムがあります。「無限軌道」です。トラックベルトや履帯(りたい)などとも言われる無限軌道は、実は18世紀ごろから考案されている非常に古いシステムです。トラクションの得られない道を走るなら、
自分たちで条件のいい道を造ってしまおうというわけです。無限軌道はトラクターで実用化され、20世紀に入ると戦車によって一気に実用化が進みました。
昨今では戦車やブルドーザーなどの重機に多用されていますが(一般的な無限軌道車は2WD)、実は普通の自動車にも使える無限軌道があるのをご存じですか? 「クローラー」と呼ばれる簡易型の無限軌道です。
四輪駆動のSUVやワンボックス車などのタイヤの代わりに、おむすび形の無限軌道システムを装着することで、驚異的な悪路走破性を発揮するシステムです。クローラー車のメリットは、本格的な雪上車に比べると価格がリーズナブルな上に、夏は普通の車として道を走ることができることです。
日本においては90年代に特に注目され、いすゞの「ミュー・ウイザード」を皮切りに、三菱「パジェロ」やトヨタ「ランドクルーザープラド」と「ハイラックスサーフ」のクローラー車が自動車メーカーから発売されました。しかし販売台数が少なかったためか、現在では自動車メーカーは撤退し、全国で1社のみがクローラーシステムの製造・販売を行っています。
それが20年以上もクローラー車の販売を行っている、長野県のノースウエスト特殊車両です。平野司社長に、クローラー車について聞いてみました。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180531-00010000-kurumans-bus_all
みんなのコメント
記載しないのでしょうか?
まぁ用途がものすごく限定的なので、需要が少ないのが高額な理由なのだろうけど。
逆にトラクターでは最近やたら売ってるが。
スキーの道中、志賀高原で見かけた時はびっくりしたけどカッコいいよね。
200万円越えでした。
ここ10年位、北半球が冬になるとクローラー映像が増える。
北海道だと思うけどクローラーを履いた四駆軽トラとか、
映画TAXIのスキー場のシーンを彷彿とさせるインプレッサの
クローラー版WRXSTITRAXの動画などなど…。
雪が積もったのでタイヤからクローラーに変える脱着作業。
これを一人でそれも人力だけで行う映像は見入ってしまった。
そうか!これは
夏のボーナスでクローラー化しませんか?というPR記事だ。
水上も走行可能。
雪の時 雪上バイクで十分
どんな時でも駆けつけます!お客様満足度ナンバーワン
けもフレのジャパリバス雪山仕様みた~い
500km?1万kmだと幅がありすぎな気がするのですが…
5000km?ではないのでしょうか…
据え切りは不可能やな。
1台は履帯式の車。2台が前記の回送用トラック。
履帯式は乗り心地も燃費も非常に悪く、何しろ速度が遅い。山に着いても、走行せず直ぐに帰るよう。回送用トラックに乗せて現地で自走したほうが安いと思います。どうしても遊びたいなら。