8月5日に全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)が始まり、球児たちが日々激闘を繰り広げている。勝ったチームが意気揚々と校歌を斉唱する傍らで、負けたチームの生徒がグラウンドの土を集め、袋やびんに詰めて記念に持ち帰る姿も夏の風物詩だ。
だが、そんな高校球児の気持ちが詰まった「甲子園の土」が、フリマアプリの「メルカリ」に続々と出品されている。現在も15件ほどの商品が購入可能となっており、ボトル入りやびん入りなどさまざまな形で売られている。
価格は、ボトル入り・びん入りが500円~1万3000円程度。甲子園球場の誕生90周年を記念し、2014年に入場者限定で配布された、グラウンドの土を埋め込んだキーホルダーには3万円前後の値が付くものもある。
出回っているものは過去の大会で採取された土が中心。1000円で買い取られた商品には「2001年(第83回大会)当時、甲子園に出場した先輩から頂きました」との注意書きがあった。4500円で買い取られた土には「2003年に出場した時の本物です」とのコメントが付いていた。
ただ、こうした商品には、ボトルやびんの表面に「甲子園」との書き込みや印字があるものの、中身が本物とは限らない。高値で買い取ったボトルの中身が、実は無関係の公園の土だった――というリスクもゼロではないのだ。
この点についてメルカリに見解を聞いたところ、「規定に違反していないため、土の出品は禁止していません。中身が本物かどうかは分からないですが、ユーザーには自己責任で取引していただいています」(広報担当者)と回答。
「現時点では、土が本物か偽物かを運営側が確認する予定はありません」(同)とのことだった。
ITmedia ビジネスオンライン
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180815-00000049-zdn_mkt-bus_all
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