2階建て車両の利点
上越新幹線で使用されている2階建て車両E4系「Max」の引退が近付いています。1997(平成9)年の営業運転開始から21年が経過し、新幹線車両としては長寿の車両でした。8両編成26本が製造されましたが、2016年から廃車が始まり、現在は20本以下となっています。
JR東日本は今後、上越新幹線向けにE7系12両編成を11本投入し、2020年度末までにE4系を全廃する方針です。
つまり、あと1年半ほどで、E4系の特徴的ないかつい顔と堂々たる体躯(たいく)は見納め、2階席からの眺望も乗り納めになります。現在、新幹線の新たな2階建て車両の開発計画は発表されていません。E4系の引退をもって、全国の新幹線から2階建て車両が消滅します。
ところで現在、2階建て車両は在来線や私鉄の優等列車用車両でも活躍しています。JR東日本は新幹線の2階建て車両を引退させる一方、中央線快速で2023年度末までに2階建てグリーン車のサービスを開始する予定です。
なぜ、2階建て車両は新幹線から引退し、中央線に登場するのでしょうか。そこには、2階建て車両の利点と欠点、導入路線との相性、輸送需要の変化があります。また将来の2階建て車両の導入には、新たな法律も影響しています。
2階建て車両のメリットはふたつ。「階上席の眺望」と「定員の増加」です。階上席の眺望は分かりやすいメリットです。高い位置の方が遠くまで見えて気分が良いですね。特に新幹線の2階席は遮音壁より高いため、トンネル以外の区間では常に景色を楽しめます。
市街地の区間では遮音壁が高いため、一般車両の車窓は望めない場合があります。2階席からは、市街地区間の夜景も楽しめます。E4系のグリーン席は眺望の良い2階にありました。8両編成のうち2両について、2階席をグリーン席、階下席を普通席としました。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180818-00010002-norimono-bus_all
みんなのコメント
冬場(1?3月)、月2?3回の上越新幹線ユーザーです。あのガタイのデカイ新幹線が無くなるのかと思うと寂しい。同じくしてJALユーザーであり、B747-400を好んで乗っていたため、あの時も引退を惜しみました。私が愛機とするものはどんどん引退になっていくなぁ…古くから乗り、
保守的になっているのだろうが、その愛する機材は私の望む物を全て兼ね備えてる。一方、新しくなると色々削られ、「後退したのでは?」と思ってしまう。
(スマホもそうね。イヤフォンジャックだったり、micro SDカードスロットだったり…)寂しい。とにかく寂しい限り。今シーズンとその次のシーズンまで乗れるのかな?maxとの短い時間を楽しもう♪