[ヌサドゥア(インドネシア) 11日 ロイター] – 麻生太郎財務相は11日、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席しているインドネシアのバリ島で会見し、世界的な株安と為替変動を受けて「世界経済が堅調に推移していることに変わりはない」との見方を示し、市場の動向を緊張感を持って注視すると述べた。
G20会合の議論では、新興国市場に対して資本流出圧力の高まりが見られ注意が必要だと指摘。「リスクの一部は現実化しており、限られた政策余地を踏まえれば警戒を怠るべきではないと述べた」という。
また、「保護主義的な措置による内向きな政策はどの国の利益にもならず、二国間ではなく多国間の枠組みで解決策を追及する必要があると伝えた」とした。
ムニューシン米財務長官との会談では、世界経済のさまざまなテーマを話し合い、通商問題や為替については議論しなかったと述べた。
同行の財務省高官は、世界的な市場の動きについて「ニューヨーク市場の動きを見て、激しい動きが続けば何らかの対応が必要」との考えを示した。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181012-00000004-reut-bus_all
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