米アップルは近く、昨年発売した主力製品である「iPhone(アイフォーン)X(テン)」と同じようにスクリーンが縁から縁まで広がるデザインを採用した3つの新製品を投入する計画だ。
価格や機能、サイズの幅を広げて魅力を高めるという。事情に詳しい複数の関係者が未発表製品だとして匿名を条件に明らかにした。
だが、どの機種も昨年のアイフォーンXや2014年の「アイフォーン6」のようにデザインを刷新するモデルにはならない。アップルは来年、より大幅な変更を計画していると関係者らは付け加えた。
昨年11月に発売したアイフォーンXは、ウォール街のアナリストの事前予想ほどの大ヒットにはならなかったものの、売れ行きは引き続き好調で、スマートフォン市場でのアップルのシェア拡大に寄与している。
新機種は9月に発表される予定で、アップルの戦略修正を鮮明にしそうだ。アイフォーンの新規ユーザーを取り込むよりもむしろ、平均価格を着実に高めつつ、アクセサリーやデジタルサービスの売り上げを支えるアクティブ端末の総台数を増やすことが同社の最近の目標だ。
アップルのベテランアナリストで、ループ・ベンチャーズのマネジングパートナー、ジーン・マンスター氏は、「アイフォーンは年率0ー5%成長の局面に入りつつあり、今秋の同社の動きはその軌道に沿うものだろう」と予想。
投資家にとって「本当の焦点」は引き続きアイフォーンであり、「アップル・ウオッチ」や「AirPods(エアポッド)」、「アップル・ミュージック」など同社の他の製品・サービスのほとんどのハブだからだと付け加えた。アップルの広報担当、トルーディー・ミュラー氏はコメントを控えた。
関係者によると、新機種の中でハイエンドモデルは対角線で約6.5インチのディスプレーを採用。アイフォーンでは群を抜く大画面で、市販される主要スマートフォン製品でも最大級となる。
背面は引き続きガラスで、ステンレス鋼のエッジを使い、背面にはデュアルレンズカメラも搭載する。
ソフトウエア面で大きな違いになるのは、メールやカレンダーのようなアプリでコンテンツを並べて閲覧できる点だという。また、アップルのスマートフォンとしては2番目の有機EL(OLED)採用製品になる。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180827-74823730-bloom_st-bus_all
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