2017年に大手小売事業者が廃棄した二ホンウナギは約2.7トン――環境保全を手掛けるNGO(非政府組織)グリーンピース・ジャパンの調査でこんな事実が明らかになった。二ホンウナギはIUCN(国際自然保護連合)が絶滅危惧種に指定しているが、売れ残りなどを理由に大量に廃棄されていた。
調査では、ウナギを「かば焼き」に加工して販売しているイオン、イトーヨーカ堂、ダイエー、ユニー、西友――など大手18社に取り扱い状況を聞いた。
その結果、「処分した商品はない」と答えたのはパルシステムとヤオコーのみ。イトーヨーカ堂など14社は廃棄した事実を認めた。コープデリ生活協同組合連合会と西友はそれぞれ「不明」「非開示」と答えた。
処分する理由は「売り切る努力はするが、賞味期限切れのものは廃棄する場合がある」 (イトーヨーカ堂)、「ほぼゼロだが、パッケージの破損などで廃棄する可能性はある」(マルエツ)――など。
こうした状況に対し、グリーンピース・ジャパンは「大量販売を継続するばかりか、本来の目的である『食用』に使用することなく捨てている事実は、絶滅の危機にひんした生物を無駄に消費していることにほかならない」と指摘する。
●「二ホンウナギ」としてアメリカウナギ販売
また、グリーンピース・ジャパンが各社が取り扱っているウナギを対象にDNA検査を行ったところ、ユニーと近畿地方にスーパーを展開するオークワ(和歌山市)では、ニホンウナギとして売っていた一部商品がアメリカウナギだったことも判明。
ユニーは「当社が直接仕入れていたわけではなく、テナントが店舗で販売していた」、オークワは「外部調査機関などが鑑定した結果、二ホンウナギと確認した」とコメントしているという。
同NGOは「ウナギ加工品の調達はサプライチェーンが不透明極まりなく、トレーサビリティに重大な欠陥がある」と警鐘を鳴らしている。
アンケート調査は17年11月29日~18年1月22日、DNA検査は17年9月12日~10月30日にそれぞれ実施した。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180604-00000059-zdn_mkt-bus_all
みんなのコメント
何千もある商品の棚を一つでも空にしてはいけないというスーパーのルールに違和感を覚えました。
でも本当にこれだけの廃棄を出してるならそれ相応のウナギだったって事でしょうね
そもそも絶滅を危惧されてるウナギとは同じであって同じじゃない、と
まぁだからって捨てて良いわけじゃないけどねw
とにかく、この件で問題にするならニホンウナギの名を借りたぼったくりビジネスの方じゃないかな?
家の冷蔵庫にある期限切れ食品、なんだかんだで食ってるよ。
日本の経営者は何が大切かを見失ってるし、原点復帰を考えたら?
金しか見えてない奴等が多いわ!
ちゃんとしたうなぎ料理屋だけでいい。
そういう免許制にしろ。
が、問題は日本より周辺国にあると思うがね。
早く人工孵化技術と稚魚の養殖技術の確立、計画的な放流を行わないと。絶滅させてからでは遅い。
消費者も馬鹿ばかりじゃないからね。
前に、そうならないような取り組みをしているスーパーの番組をやっていた。
そんな善意のある店が増えることを望む。
そいつらの戯言をまともに信じて400余りの「錆びた正義の意見」
いやはや・・・笑っちゃいますね。
ウナギが飼えちゃうキットみたいなのも出てたような。
スーパーでうなぎを売るのを控えればいいと思う。
そもそも、うなぎやさん以外でうなぎ買う気がしないんですけど。あの炭火で焼いてる匂いがいいんだよねぇ。
スーパーも百貨店も資源枯渇のため、私達は販売しませんと宣言したらいいやろ
ダメなモノをダラダラと売りやがって、経営者サイドもそれでは顧客のハート掴めてないやろ
だっさいんだよ!!
みんな土用の丑の日に食べても美味しくないですよ。
これでは、むざむざ苦しみの中で殺されて行ったうなぎも無駄死にでしかない。うなぎもまた、人間の強欲のために絶滅危惧種になるほど迄に減少してしまった事を思うと、正に人間こそが生態系も何もかもを狂わせ、破滅へと向かわせている罪深い生き物である事がはっきりと分かる。
平成ももうすぐ終わるってのに昭和の考え方を未だに引きずってるからダメなんだよ
例えば、安い回転寿司が国中にできれば、同時に大量のマグロも破棄されてる。でも、マグロ不足で、国中で大騒ぎ。それに大きな矛盾を感じないのだろうか?
今後、うなぎの稚魚、次は、マグロ、その次は、、、とワシントン条約で取引が禁止されていくのだろう。大量生産・大量消費に対する良い警告だと思うけどね。
論じようがない。
読者にそれくらいは自分で調べろと思っているのだろうか。
いずれにしても共感しかねる書き方だ。
ところで井出留美氏の
… 企業は「作り過ぎない」「売り過ぎない」を原則とし、我々消費者も「買い過ぎない」。 …
は、実現するための方法・手法が欠けている。
AIを使ってビックデータを解析して食品廃棄率を低下させようと考えているのだろうか。
理想論を述べるだけならば専門家としての書き込みは止めて欲しい。
読み終わった後腹立たしく不愉快になるだけだ。
追記する。
日本ウナギのDNAを確保して置いて、あとはなるようにすればよいだろう。
絶滅寸前まで行けば値段はもっと上がるだろうから廃棄率も低下するだろうし消費量も当然減る。
どこかで均衡点が生ずるだろう。
廃棄は減ると思うよ
絶対バチ当たるよ。
生産者の人があくせく働いて懸命に育てたものをコックがどういう風にすれば美味しいと思ってもらえるのかとか考えて作っているのに結果として残して残飯として処理して処理するお金はレストラン持ちでたまに作る気を失うこともあった。
飯食って生きるためとはいえ廃棄する身や育てた身になれば悔しいって思う
お金のためには自然環境も人の健康も倫理観も一切関係ない
グループでしょう。昔からじゃん。
この世でしっかり業を重ねて来世はハエにでも産まれりゃいい。
土用の丑の日に1パック3000円とかで並んでも誰も買ってない。
閉店間際に半額でもまだ1500円だと、そりゃ別の魚を買うよね。
一張羅着て「今日は奮発しよう」とうなぎ屋で食べる位で良いと思う。
(余談だが、奮発してもデパート屋上のうなぎ屋とか偶に冷め切ったマズイものが出てきたりするが・・)
変に技術開発して、無理やり「美味しいかも知れない」ものにして、商業主義的にウナギを資源枯渇に追い込むより、その方が余程色々な意味で幸福だと思う。
こいうことしてるからそのうち企業としても潰れると思うよ。
まあずっと赤字垂れ流しらしいがな。
結局はこういう企業は本質見えてないから必ず地獄見るよ
ニホンウナギだろうが中国産ウナギだろうが、小売業だろうが飲食業だろうが食品ロスは起こるの。それを防ぐためには賞味期限の改ざんか、船場吉兆さんみたいな食べ残しの使い回ししかありません。「それは絶対いけません!」というのが国民の大方の意見であり、ワイドショーなどでは来る日も来る日も声を大にしてヒステリックとも思えるほど叫んでいたと私は記憶しておりますが間違いでしょうか?
みんなと一緒のことをしないと気がすまない日本人らしい気質だと思う。別にうなぎくらい食べなくてもいいのにね。
スーパーのうなぎはほぼ食ったことがない。それでもそこそこ値段がするので美味しくなかったら頭にくるから。
知ってるうなぎ問屋に電話すると捌いて白焼きにしてくれるので、買ってタレを塗って焼いて食う。
それもほんとうまい。それだとスーパーと同じくらいの値段。
年1でもいいからうなぎ食べたい。
店で食べれなくなったら、多分釣りに(獲りに)行く。
ほんとにその位好きだ。
(身体的障害者は除く)
美味しいのは冬眠に入る直前の10月過ぎ
もともと味も落ちる時期に
無理矢理売るために江戸時代に始まった
広告戦略だと分かってるんだから
わざわざ食べる価値はない
絶滅と関係あるのか?天然もんなんて高くて年に1、2回しか食べられへんし、又獲れないし。
まぁ食べ物無駄にするのはあかんけど中国産なんでブヨブヨで食べられへんし
単にコストがかかるから量産出来ないだけで絶滅はしない
ライターは、環境テロリストのグリンピースの回し者??
もう少し食品ロスに対してみんなで考えないと
この国独自の「勿体無い。」の言葉が泣きます。
美味しくないからな、スーパーの鰻
工場で何日も前に焼いた魚なんて
美味しいはずがない
最近の天変地異は我々に対する警告なんではないか?
もちろん被害に遭われた方々にとってはとんでもないかもしれない
この地球で共存してる限り我々人間も生き物や自然についてもう少し真面目に考えなければならない
漁師や鰻屋に収入補償しても充分元取れるだろ?
割合としてはかなり低いでしょ?
食わしてくれよ
蒲焼を
間違いなく天罰くだるよ。