いよいよ有給休暇の義務化が始まります。日本の有給休暇取得率は諸外国よりも低い、そんなデータを覆すべく、働き方改革の一環として施行されるものです。
多くの会社員にとっては、ありがたい話かもしれません。今回は有給休暇の義務化について見ていきましょう。
日本の有給休暇取得率は低い!
有給休暇は働く人の権利です。最低でも、会社に半年以上フルタイムで勤めて8割以上出勤した人には10日間の有給休暇が与えられることが労働基準法で定められています。会社としては、たとえば決算期や月末締めなど明確な事情があれば有給休暇を取得する時期を変更することもできますが(時季指定権といいます)、
基本的にいつ有給を取るかは働く人の自由です。有給休暇は働く人の権利である以上、本来は、有給取得の理由は問題になりませんし、会社の承認が必要というわけでもありません。
しかし、実際には有給休暇をフルに消化する人はほとんどいないのが現状です。会社への気兼ね、休むと結局自分の業務が溜まるだけなど理由はいろいろでしょうが、有給休暇の取得率は欧米に比べて低水準です。
厚生労働省によれば、日本の有給休暇の取得率はおよそ50%という調査結果もあります。中には「えっ! 50%も取得できる会社があるの?」といった声も聞こえてきそうですが。
有給休暇の取得義務化とは?
有給休暇の取得率向上のため、2019年4月1日から有給休暇の取得義務化が始まります。これまでは有給休暇は働く人の権利であり、会社に取得させる義務はありませんでした。
しかし、この制度の導入によって、有給休暇を取得させることが会社の義務になります。
会社にとっては、働いた分だけ給与を支払わなければならないのと同じように、有給休暇も取得させなければならないということです。
制度の具体的な内容を見てみましょう。
対象となる事業所:すべて
社長1人と従業員1人というような小規模な会社であっても対象となりますし、会社ではなく個人事業でやっている場合も対象です。小規模な事業所だから特例があるわけではないということですね。
対象者:年次有給休暇を10日付与される人
会社に半年以上フルタイムで勤めて8割以上出勤した人に、有給休暇が10日付与されますので、多くの正社員などは対象になるでしょう。
会社によっては、入社と同時に10日を付与するといった会社もあります。その場合は入社日から制度が適用されます。
パートタイマーについては、勤続3.5年以上で、週4日以上働くような人であれば最低10日付与となっています。
パートタイマーで有給を取得したことのある人はあまりいないかもしれませんが、この基準に当てはまれば制度の対象になります。
対象となる日数:5日間
この5日間は、付与日から1年以内に取得することになっています。
たとえば入社してから半年目に10日付与された人であれば、その後1年以内、つまり入社してから1年6カ月以内に最低でも5日以上は有給休暇を取得できる(しなければならない)ということになります。
基本的に有給の付与は最低でも1年ごとなので、半年目に付与されれば、次は1年6カ月後に付与という形になります。つまり最低でも毎年5日は有給休暇を取得できることになります。
取得の方法:会社が取得日を指定
通常の有給休暇は、自分で休みたい日に休みます。しかしこの制度は、会社が日を指定して休ませる形になります。
ただし、すでにこの制度とは別に自主的に5日以上取得している人や、計画年休制度で5日間付与されている場合は対象外となります。
1年に5日以上有給休暇を取得させることが目的なので、すでに5日以上取得している(または計画年休により取得予定)の場合は、目的を果たしているということです。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190114-00009251-toushin-bus_all
ネットの反応
10個以上って、多いと思ってるのかな。
職場によっては公休数はまちまちだし、働くお母さんにとっては結構5日を義務的に取得ってキツイわ。
子看休暇使ったって、それもあっという間になくなるし。
自由に自分の為に使える人はいいかも知れないけどね。
祝日やらなにやら、休みに関するものって実際と合ってないような気がするよ。
買い取り制度の方が現実的…
前にいた会社で、旅行の為に有給で休み増やしたら「有給は個人の娯楽の為にとるものじゃない!」と怒られた事が懐かしい笑
休みが増える人がいる一方で、休暇を取る人に向けたサービス業をしてる人はどうなんだろうな?
職業によってかなり差があると思う。
外国の観光地でも夕方6時頃にさっさと店を閉めたり、週末は堂々と休むお店が多くてカルチャーショックを受けた。
働き方や生活スタイル。
根本的な所から考えていかなきゃ
いつまでたっても休めない国なんだろうなぁ。
自営業は有給なんかないし派遣も3ヶ月事に切られたら有給は取れないのでは?
シ○ープの下請けでそんな事してなかったっけ。
1回試しに業務委託を取り入れようとしたけれど結局業務委託先が選べず終わりました。
ランサーズとかクラウドワークスとかはひどいね
休んでても会社から普通に電話あるよ。
どうすりゃいいのさ。
抜け道なんていくらでもあるよ。
もうちょっと考えて!
10日の有給で、5日も消化させられたら、インフルエンザや大きな病気に罹ったら休めなくなる。
何年経ってもなかなか有給増えず、大きな病気に罹る心配をし続けなくてはいけないのなら、無理矢理消化させないでほしい。
この制度に反対というわけでもないけれど、残業を規制してただでさえ祝日が多いのに有給も推進してと労働時間を短くするような方向性しかやっていない印象。
日本は借金と高齢者の山なのでこの政策は途中で行き詰るような気がする。「休みが増えれば消費が増える」とかいうのならばあまりに能天気。実質賃金が増える方向で考えないとキツイ・・・
人不足とあおりながら、有給休暇消化を義務化?…矛盾だ
有給休暇の取得義務よりももっと根本の業務量の軽減、惰性で慣例化してる無駄な業務の排除とか考えないと有給休暇取得→休んだ分だけ残業とかになりそう。
充足率がマイナスなところは無理です。
有給休暇という制度がない会社がある事も考えて欲しい。
親が亡くなっても自身が入院しても、しっかり欠勤扱いで給料が減るという会社もあるのに…
今日、私有給です。と言って普通に仕事してる。
そんなのが当たり前になるだけでは?
余ったら買い取れば良いじゃない。
そもそも健常者対象にしか規則を考えてないのではないか?
例えば病弱な人が普段から休みがちだが会社から計画的に休みを取れと言われたらどうするの?
その年に元気なら良いが、余らせないと急に病気になっても計画年休のせいで休暇日数が少なくなり休めないのではないか?
前職では計画的付与とかいって勝手にある程度有給を使われてたけど、年休減らしてこれする企業が増えるだけじゃないかな、中小なんて特に。
現実は残業や休出をしないと給料が安くて生活も出来ないから有給休暇をとるどころじゃない、安心して生活出来る給料を払ってこそ休暇も安心して取れるってもんだ。
以前勤めていた会社は、有給を取ったとしたら、その分休日出勤をするという流れがあった。
確かに有給消化はするけど、そう事ではないと思った。
きびしい罰をつけなければやらないと思いますが。
だが自営業だとどうなるの?
人手不足人手不足と言うけれど、ちゃんとこういう決まりを会社が細かく丁寧に守ってさえいれば、皆んなが有給消化したってシフト的に困らない体制は作れていたはず。
24時間営業、365日営業する業態に課税するようにしたら良い。
うーん、良い事だとは思うんだけどね。
でも、口を開けば「36協定が~」「稼働多すぎ」とぐずぐず文句言ってくるのに、「だったらそれについてお前らは何かアクション取ってるのか?」と言えば、何もしてないウチの会社。
ちょっと期待出来んなぁw
昨年は有給16日、夏休み全消化とワークライフバランスのとれた年でした。新人の頃は自分自身スポ根脳で休み返上イコール偉いと思ってましたが、今は全然ですね。
モーレツやってる人は人生損してますよ
有給消化の義務化に違反したらどんな罰則があるの?適正に取得されているか監督署の誰かが調べに来るのか?
うちの会社は、社員は有休使わないけど、パートの人は結構使ってる。冠婚葬祭以外では取りにくい環境であるのは確かだから、義務化は嬉しい
偽装消化で目標クリア!
勤務時間減らそうぜ。
週30時間に。
私が前に勤めていた会社は、有休一斉使用日が年に2日か3日ありました。
夏休みが9連休+お盆休みが4連休だったかな?
会社の休日と一斉使用日を組み合わせして、夏休みとお盆休みダブル。
皆様、夏は体力的にもキツいから休める方は休んだ方がいいですよ。
その分稼働日が増えそう・・・
会社が指定する年5日か・・・
会社の休日を現状から減らして、それを5日間に当てるというのはNGというのはわかっているが、どのタイミングでどの日を指定されるのかわからないというのはどうなんだろう?
有休と公休の違いが分からん。年間休日125日で有休消化0と年間休日110日で有休消化5日とでは、どちらが良い?馬鹿じゃねー!
有給休暇が義務化って時点で終わってるよね。
本来は100%消化すべきものでしょ??
経営側には休ませる義務
労働側には休む権利がある
権利を行使する為には
労働側には労働する義務を果たしましょうね。
んで残業増やして残業代祓わないんでしょ?