約1000馬力のW型16気筒エンジンを搭載し、時速400キロを超えるスーパーカー「ブガッティ・ヴェイロン」のオイル交換の様子を撮影した動画がYouTubeで公開され、話題になっています。
動画を投稿したのは、ラスベガスにある超高級車専門のレンタカー店「Royalty Exotic Cars」。ランボルギーニ、フェラーリ、マクラーレンなどの名だたるスーパーカーを貸し出している同社ですが、このヴェイロンはヒューストン・クロスタCEOの私物だとか。
約2億円という超がいくつもつく高級車だけあって、オイル交換でも約200万円という桁違いの整備費用がかかるそうです。
なぜヴェイロンのオイル交換にはそれほどの費用がかかるのか、その理由は動画を見ると少しずつ明らかになって行きます。
Royalty Exotic Carsの別の動画で紹介されているフェラーリ「488スパイダー」のオイル交換と同様、まずは空気抵抗を減らすために車体下部を覆っているアンダーパネルを取り外します。そして次に外されたのはリアタイヤ。おや、今回はオイル交換だけのはずでは……?
どうやらヴェイロンのエンジンオイルを交換するには、リアタイヤやカーボンファイバー製の外装を取り外してからでないと作業ができない様子。準備が整うと車体後部がすっかりむき出しになりました。
その先は通常のオイル交換ですが、古いエンジンオイルを抜くための「ドレンボルト」はなんと16カ所もあります。
約23リットルも必要なエンジンオイルの費用もさることながら、オイル交換としては非常に大掛かりな作業になることが分かり、この工賃も高額な交換費用の理由となっているのでしょう。
余談ですが、ヴェイロンの維持費としては「タイヤ交換に1回400万円かかる」という逸話も有名です。
こちらは、時速400キロに耐えうるミシュラン製の特注タイヤを使用していること、そして交換には特殊な設備を必要とするため、ブガッティ本社のあるフランスでの作業となることが理由とされています。
憧れのスーパーカー、ヴェイロン。もし購入できたら、その先のことも考えておいた方が良いかもしれませんね。
ねとらぼ
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180924-00000027-it_nlab-bus_all
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