「第100回全国高校野球選手権・準々決勝、大阪桐蔭11-2浦和学院」(18日、甲子園球場)
準々決勝4試合が行われ、4強が出そろった。史上初2度目の甲子園春夏連覇を目指す大阪桐蔭は、今秋ドラフト1位候補・藤原恭大外野手(3年)が、2本塁打を放つなど、4本塁打で4年ぶりに準決勝へ進出。
五回の藤原のソロで同校の夏通算本塁打が46本となり、PL学園(45本)を抜いて歴代1位に躍り出た。九回は石川瑞貴内野手(3年)のソロで、春夏通算71本塁打とし、こちらもPL学園(70本)を超えて歴代1位となった。
すさまじい衝撃音が響き、舞い上がった打球は左翼席に消えた。準々決勝では異例、6球団8人のスカウト陣が見守る前で度肝を抜く二回の先制ソロだ。快勝でベスト4を決めた試合後、大阪桐蔭・根尾昂内野手(3年)は「甘くきたし、いいスイングができた」と笑った。
高校通算29本目のアーチは、PL学園に並ぶ夏の甲子園チーム通算45本目となる一発。これに触発されたのか、同じドラフト1位候補の藤原は1試合2本塁打。2回戦に続く“アベック弾”には「僕は特に意識していないのに、藤原は意識していると思う(笑)」と冗談交じりに語った。
ロッテ・永野チーフスカウトは「この本塁打でもう(ドラフト)1位は決まりだね」と逆方向への先制弾を絶賛した。今大会2度目の先発も務めた根尾は、自己最速タイの148キロを計測するなど5回2失点と熱投。投打で流れを呼び込んだ。
頂点まであと2勝。プロ注目の二刀流は「目の前の一戦をとる」と表情を引き締めた。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180819-00000017-dal-base
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