第100回の記念大会となった全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)は大阪桐蔭高校が史上初となる2度目の春夏連覇を果たし幕を閉じた。数々の名勝負やスターを生んだ今大会において、主役の一人となったのは金足農業の吉田輝星投手だろう。今回は秋田県高校野球強化プロジェクトの協力を得て、金足農業高校の吉田投手の凄さを「球質データ」を使って紹介していきたい。
秋田県の高校野球強化プロジェクト
吉田投手のデータを公開するにあたり秋田県の高校野球強化プロジェクトの存在を紹介する。プロジェクトのスタートは7年前に遡る。
夏の甲子園において秋田県勢が13連敗を喫したことでこのプロジェクトが立ち上がり、実績豊富な指導者に助言を仰いだり全国制覇経験校を招いて強化招待試合を行なうなどの活動を行ってきた。
それら取り組みの一つとして、ボールの回転の研究における第一人者である神事努氏(国学院大学人間開発学部准教授・ネクストベース主要研究員)が投手のボールの回転や変化といった「球質」の測定を毎年行うなどスポーツ科学的な支援を行ってきた。
そこに参加していたのが吉田投手である。本稿では秋田県の許可を得たうえで、昨年11月に測定された吉田投手のストレートのデータから、その凄さを紹介したい。
吉田投手のストレートはプロでも指折りの「ノビる」球質!
今回紹介するのは吉田選手の「ボール変化量」という指標だ。ボール変化量と言われてもピンとこない方もいるだろうが、これはボールが「○○センチ曲がった」のように、球質を客観的に表現できる指標だ。
詳しくは後述するとして、まずは吉田投手のデータを高校生やプロの投手たちと比較してみよう(図)。すると、吉田投手のストレートは非常にシュート成分が少なく、ホップ成分が大きいいわゆる「真上にノビる」ようなストレートであることがわかる。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180822-00010000-geeksv-base
みんなのコメント
基本的には回転数が多いと、その分曲がるよ。たしかに、回転軸の傾き方向によっても変化幅は変わるけど、同じ回転数なのに変化幅が大きく違うとしたら、
おそらくそれは投手のボールを離すタイミングが違うから。バッターの手前から曲がり始めるのと、キャッチャーミットの手前から曲がり始めるのでは変化幅が大きく違うもの。
これは、現代の高校野球の象徴的な試合であります、つまり、私立高校は有望選手を、全国から、かき集めてるため、当然、強く、勝つわけであって、大阪桐蔭が連覇しても何も偉くはありません、
本当の意味では、金足農業が優勝であります、何故なら、こんな最初から分かってる高校野球の試合なんか、半ば、勝負事の八百長や出来レースであり、高野連も公立高校と私立高校を分けた、構造改革をしないと、
公立高校は甲子園を目指すこと自体、意味がなくなり、強いては野球人気や野球産業の衰退につながります、また、高野連は、相変わらず旧態依然の盆暗の石頭なので、何を思って教育だの、スポーツマンシップだの、フェアプレーだの言ってるのか、呆れ果てます。
結果、優勝した私立高校は全国から嫌われ、恨まれ、呪われることになります。まさに、現代の高校野球は、真の高校野球と、興業の高校野球が混在した、しらけて、腐敗した、汚い高校野球界であります
金足農業、優勝して欲しかったな?この記事のようなデータを元に、大阪桐蔭は吉田投手攻略法を研究していたのだろう。全国から有能な選手を集め、潤沢な資力で万全の環境、体制を取れる大阪桐蔭は勝って当たり前。
決勝戦の後、優勝校より準優勝の金足農業のニュースの方が圧倒的に多いのは、国民の大半が金足農業を応援していた証ではなかろうか。
試合に勝ち進んで滞在費が心配になった事情を知って、秋田だけでなく全国から寄付金が寄せられたニュースには感動。