「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月27日~9月9日/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、錦織圭(日本/日清食品)は、第7シードのマリン・チリッチ(クロアチア)をフルセットの戦いの末下し、準決勝に進出した。我慢強く戦い、タフな接戦をものにした錦織だが、その最終セットの勝率が注目を浴びている。3セットマッチでは第3セット、5セットマッチでは第5セットまでもつれ込んだ際に、勝利する確率だ。
アメリカのスポーツ番組の放送局の一つであるESPNによれば、錦織は最終セットに入った場合、75.6%で勝利しており121勝39敗の実績。これは75回以上最終セットを戦った選手達の中で、最高の勝率とのことだ。
準々決勝でも錦織は、激しい競り合いから最終セットに入ると、1ブレークアップのリードをいったんは掴んだものの追いつかれた。しかし、持ち前の勝負強さで5-4となってから、錦織が再びブレークして勝利しており、最終セットの獲得率をさらに上げていた。
その錦織の準決勝の相手はノバク・ジョコビッチ(セルビア)。通算対戦成績が2勝14敗と苦手にしている相手だが、2014年の「全米オープン」準決勝ではフルセットではないものの、セットカウント3-1で勝利している。
今大会ここまでタフさと勝負強さで勝ち進んだ錦織が、ジョコビッチから勝利を掴み、決勝の舞台に立つことが期待される。錦織とジョコビッチの試合は、日本時間8日午前6時30分以降に開始予定だ。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「全米オープン」での錦織
(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)(c)テニスデイリー
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180907-00000007-tennisd-spo
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