「ボクシング・10回戦」(15日、ラスベガス)元世界4階級王者のローマン・ゴンサレス(31)=ニカラグア=が15日(日本時間16日)、米国ラスベガスのT-モバイル・アリーナで再起戦となるスーパーフライ級10回戦に臨み、元世界2階級王者のモイセス・フエンテス(32)=メキシコ=に5回1分44秒TKO勝ちした。
両者手数を出し合う中で、2回にゴンサレスが正確なコンビネーションで相手の右まぶたを切り裂く。スーパーフライ級では体格の不利を指摘されてきたゴンサレスは連打で襲いかかりながら仕留められずにいたが、
5回にロープに追い込み、右フックで痛烈なダウンを奪う。フエンテスは立ち上がれず、そのまま試合は終わった。
デビューから46連勝を記録し、ミニマム級からスーパーフライ級の4階級を制したゴンサレスは「パウンド・フォー・パウンド」(全選手を同一階級と見なした場合の強さの指標)で長らくトップに君臨していたが、
2017年3月のWBC世界スーパーフライ級王座初防衛戦でシーサケット・ソールンビサイ(タイ)に僅差判定負けで初黒星を喫した。
同年9月に米国イングルウッドで初開催されたイベント「スーパーフライ」のメインカードで再戦に持ち込むも、4回に右フックで失神させられるショッキングKO負け。
連敗を喫したことで「ロマゴン時代の終えん」もささやかれた。今回1年ぶりの試合を飾り、復活への一歩を踏み出した。
敗れたフエンテスも日本ではおなじみの選手。WBO世界ミニマム級、WBO世界ライトフライ級暫定王座を獲得後の16年大みそかに名古屋で田中恒成(畑中)とWBO世界ライトフライ級暫定王座決定戦で対戦し、5回TKO負け。
17年2月には3階級制覇を狙って那覇で比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)の持つWBC世界フライ級王座に挑んだが、初回KO負けしている。
ゴンサレスの通算戦績は49戦47勝(38KO)2敗。フエンテスは32戦25勝(14KO)6敗1分け。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180916-00000039-dal-fight
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