(セ・リーグ、阪神0-10DeNA、23回戦、阪神15勝8敗、1日、甲子園)阪神はDeNAに0-10で完敗し、逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出がまた厳しくなった。そんななか、日本ハムのブランドン・レアード内野手(31)
の獲得調査を本格化させていることが1日、判明。今季は新助っ人ロサリオが不発で、昨季から続く貧打が解消できず。2位も完全消滅し、日本球界に実績があるスラッガーに白羽の矢を立てた。
完膚なきまで、やられた。観衆は2万8961人でスタンドは空席だらけ。逆転CSどころか消化試合のニオイが漂う甲子園で、DeNAに1安打完封負け。ソト&ロペスに一発ずつ浴び、助っ人の差を見せつけられた。
昨年に続き結局、貧打に悩まされた。今オフの助っ人補強は「フタを開けてみないとわからない」ではもう許されない。“恋人”候補は北の大地にいた。
今季で2年契約が切れる日本ハム・レアードだ。球団幹部はレアードについて「可能性のある選手は調査している」とうなずいた。
レアードは2015年に日本ハムに入団し、3年連続30本塁打をマーク。来日4年目の今季は120試合に出場し、打率・233、26本塁打、65打点。
6月13日の阪神戦(札幌ドーム)では尾仲から13号3ランを放った。左腹斜筋の肉離れで9月19日に出場選手登録を抹消されたが、リハビリは順調だ。
守備も巧みで、本職の三塁だけでなく一塁や外野も守れる。日本ハムは残留交渉を行う見通しだが、高額な年俸3億円がネックになりそうで、他球団流出となれば争奪戦となる可能性がある。
球団幹部は今オフの助っ人補強について「新外国人候補はさまざまな角度から調査しています。ポジションにはこだわっていません」とあらゆる可能性を否定していない。その上で「メッセンジャーが日本人扱いになることはポイントになると思います」と続けた。
メッセは今季、国内FA権を取得して来季から外国人枠を外れる。球団は来季の1軍枠「4」を残留確実なドリス以外に先発、中継ぎの2人を加えた投手3、野手1とするのを基本線に考えている。つまり、野手新助っ人は確実に打てる大砲とする必要がある。
渉外担当者が日本、米国、韓国、台湾などで調査を重ねてきたが、別の球団幹部は「日本球界で実績のある選手も、もちろん候補」と話す。今年、新外国人として年俸3億4000万円で獲得したメジャー71発のロサリオは、わずか8本塁打で退団の見通し。
韓国で2年連続3割30発100打点の実績は、もろくも崩れた。一方で2003年はアリアス、05年はシーツと移籍組が活躍。日本球界経験者は、あてが外れる可能性が低い。
球界を見渡しても、デスパイネ(ロッテ→ソフトバンク)、ロペス(巨人→DeNA)、マギー(楽天→米球界経由で巨人)ら近年、野手助っ人は日本球界内での移籍が多い。
変化球が多い日本流の配球になじませる“助走期間”が必要ないため、獲得する側としてもリスクを小さくすることができるのが利点だ。
この日の敗戦で2位も完全消滅。来季、金本監督の続投が正式決定すれば就任4年目。「より確実」を合言葉に、代役候補を本格的に絞り込む。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181002-00000043-sanspo-base
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