(CNN) レオナルド・ディカプリオ主演映画「ザ・ビーチ」で有名になったタイ・ピピレイ島の白砂のビーチが、無期限で閉鎖されることになった。タイ国立公園野生動植物保護局(DNP)が2日に発表した。
同ビーチのあるマヤ湾は、サンゴ礁の再生や桟橋の増設を目的とした復興プロジェクトを実施するため、6月1日から観光客の立ち入りが禁止されていた。
禁止措置は10月には解除されるはずだったが、海洋生態系の再生にはさらに時間がかかることが判明。DNPは「生態系やビーチの物理的構造はまだ完全には回復していない」と説明し、「天然資源が正常に戻るまで」、閉鎖期間を延長すると発表した。
マヤ湾のビーチは映画の舞台となったことがきっかけで、世界中から観光客が押し寄せるようになった。DNPの統計では、2018年にピピレイ島の国立公園を訪れる観光客は、前年比で50万人増えて250万人に達する見通し。
近隣のプーケット島からはスピードボートで1時間足らず。立ち入りが禁止される前のマヤ湾は、日帰りの観光ボートがひっきりなしに押し寄せ、海水浴客や写真を撮る観光客らでごった返していた。
マヤ湾に先立ち、フィリピンの人気観光地ボラカイ島も、環境破壊によって「汚水のたまり場」と化し、4月26日から半年の予定で閉鎖されていた。同島の立ち入り禁止措置は今月から段階的に解除される見通し。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181003-35126468-cnn-int
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