「阪神1-2ヤクルト」(4日、甲子園球場)
今季の戦いを象徴するような幕切れだった。まったく勢いに乗れず、接戦で弱さ、脆(もろ)さを露呈し続けた猛虎。
2年ぶりのBクラスが確定したことに、金本監督は「受け止めています」と厳しい表情を貫いた。0-0の四回、2死一、三塁から先発の青柳が投手・星に右前適時打を浴びて先制を許した。五回には代打・鳥谷が球団記録を更新する2065本目の安打となる同点タイムリーを放ったが…。
「まず同点にというところで、トリがいきなり打ってくれて。あれで勢いがつくかと思ったんですけどね」と指揮官。打線に火がつくことはなかった。
同点の九回にドリスが決勝弾を浴びて、甲子園では7連敗。今季37敗目となり、95年のワースト記録(38敗)にあと1と迫る事態に陥っている。
金本監督は来季への課題について問われ「まずは打線でしょうね。でも全部じゃないですか。打線も含めて、すべて立て直していかないと」と言う。
チーム打率、得点数がリーグ最下位に沈む打線、接戦を勝ちきれない要因となった投手陣を含めたディフェンス面、
そして勢いを生むような積極的な走塁など。すべての分野で変わっていかなければ、来季の上位進出へ期待を膨らませることはできない。
首脳陣が、選手自身がこの現実をどう捉えていくか。今シーズンの残り7試合、そういう戦いが求められる。すべては来季のために-。2018年の目標を失った虎が向けるべき視線は、そこにある。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181005-00000034-dal-base
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