紛争が続くアフリカ中部のコンゴ民主共和国で兵士らからレイプを受けた被害者4万人以上を治療してきた婦人科医のデニ・ムクウェゲさんに、2018年のノーベル平和賞の受賞が決まった。ムクウェゲさんは2016年10月上旬、活動を描いたドキュメンタリー映画「女を修理する男」の国内上映にあわせて来日、ハフポスト日本版のインタビューに応じていた。
このとき、ムクウェゲさんは絶えない性暴力について「銃で性器を撃ちぬくというような行為は性行為ではない。女性を破壊する行為でテロリズム」と語った。
コンゴでは1996年に紛争が勃発。97年に反政府勢力が独裁を続けていたモブツ大統領から政権を奪取したが、翌年に新たな反政府勢力が武力闘争を始めた。
2002年末に和平合意が成立したが、現在も戦闘が続く。兵士らは住民を支配する手段として日常的にレイプを繰り返している。
鉱山を資金源とする各武装勢力は組織的に女性に激しい性暴力を加え、被害者だけではなく、鉱山周辺の住民に恐怖を与え、強制移住させているという。ムクウェゲさんは、携帯電話などに使われる希少金属タンタルなど「紛争鉱物」が性暴力被害につながっていると訴えている。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181005-00010006-huffpost-int
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