中日・森繁和監督(63)が今季限りで退任することが6日、分かった。今季はここまで63勝77敗2分けの5位で6年連続Bクラスが確定。来季は編成トップとして新体制をサポートしていく方向だ。後任の監督候補には西武、ロッテで監督を歴任した伊東勤氏(56)やOBの与田剛氏(52)らが浮上していることも分かった。
続投か、新監督を迎えてのチーム再建か-。白紙の状況が続いていた中日だが、まずはひとつの答えが出た。森監督が、退任する。新生ドラゴンズで2019年を戦うことが、分かった。
この日、球団首脳は「(来季)どういう体制になるか、まだ決まっていない。もう少し待ってください」と話すにとどめたが、森監督は今後、新外国人発掘の手腕などを生かすため、編成部門のトップに配置転換となる見込みだ。
就任1年目の昨季は借金20の5位。今季も借金14を抱え、1試合を残して6年連続のBクラスが確定している。白井文吾オーナー(90)=中日新聞会長=はこれまで「星雲状態」と表現。いろいろな意見が多く、来季方針を明確にできない苦悩を明かしてきた。
ただ「状況をちょっと変えなくてはいけない」とも話し、低迷するチームに“新しい風”が必要なこともにおわせていた。
注目の新監督には、伊東氏、与田氏らの名前が挙がっている。伊東氏は西武での現役生活22年、リーグ優勝14度、
日本一8度に輝いた名捕手で、2004年に西武の監督に就任。1年目でリーグ優勝を果たし、日本シリーズでは落合博満監督率いる中日を破って、日本一に導いた。
連覇を達成した09年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では日本代表の総合コーチ。13年からロッテ監督に就任し、5年間で3度のAクラス。
17年に野球殿堂入りと実績、経験とも文句なし。中日OBではないが、西武時代に森監督や松坂と一緒に戦っていることも大きい。
与田氏は、1990年ドラフト1位で中日に入団。1年目に31セーブを挙げ、最優秀救援&新人王に輝くなど最速157キロの剛腕投手としてならした。
16年に楽天投手コーチ、今季から同2軍投手コーチに就任し、前日5日に退任が発表されたばかりだ。
強竜復活へ-。近く、その体制が固まる。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181007-00000014-sanspo-base
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