今年のドラフトがトドメを刺すことになるかもしれない。
日本ハムに1位指名された吉田輝星(金足農)を巡って、早くも背番号論争が盛り上がりを見せている。ダルビッシュ(カブス)が古巣の大型新人についてツイッターで、自身や大谷翔平(エンゼルス)がつけていた背番号「11」を「似合いそうです!」とコメント。
この「11」以外の10番台の空き番はエースナンバーの「18」と「13」。「18」は、かつて斎藤佑樹が背負った番号だ。
吉田がどの番号を背負うかはさておき、甲子園を沸かせた新たなスター候補の加入が、斎藤の去就に影響を及ぼす可能性がある。
斎藤は2010年ドラフト1位で日ハム入り。空前のフィーバーを巻き起こしてから7年が経過し、今年で30歳を迎えた。
1年目の6勝をピークに成績は振るわず、今季はわずか3試合の登板で、0勝1敗、防御率7.27。ここ3年間で、わずか1勝しかしていない。いつ戦力外になってもおかしくない成績だ。
その一方で人気、注目度は依然として高い。二軍戦では本拠地の鎌ケ谷に限らず、遠征先でも多くの観客が集まる。斎藤の追っかけファンも健在で、日曜日に複数回登板したのは、集客にも配慮したのだろう。
「実力は落ちてはいるものの、今も復活を期待するファンは少なくない。日ハムがトレードを容認すれば、いくつかの球団が手を挙げるでしょう。
ヤクルトはドラフトで競合し、東京六大学の神宮のスターでもあることから、昨年も獲得する用意はあった。ソフトバンクは早実の先輩である王会長がいるし、松坂大輔の復活劇で観客動員を増やした中日あたりも興味を持っている」(セ球団編成担当)
そこにきて日ハムは、新たなチームの顔になり得る吉田を1位指名した。
1年目から活躍しようものなら、投手の枠が1つ減るだけでなく、新たなスターがかつてのスターを追いやる、という流れをつくりかねない。斎藤は、これまでにない正念場を迎えつつあるといっていい。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181029-00000009-nkgendai-base
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