架空の領収書を提出するなどして政務活動費(政活費)約690万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた元神戸市議の橋本健被告(38)に神戸地裁(川上宏裁判長)は29日、懲役1年6月、執行猶予4年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。
橋本被告は運転手付きの車で、開廷する午後2時の約15分前というギリギリに裁判所入り。報道陣約50人が待ち受ける正面玄関サイドを避け、
数人しか記者のいない裏口にあたる北側付近に車を止めさせ、歩いて裁判所の敷地内へ。その際、入る階段を間違え、昇り直すハプニングもあったが終始無言だった。
法廷では、入廷時にまず裁判長に向かって軽く一礼し、弁護士前の席に座る際にも再び一礼。名前の確認では「はしもとけんです」と小さな声で答えた。
判決を冒頭で告げられ、裁判長から「わかりましたか?」と問われると、消え入りそうな声で「はい」と一言。さらに判決理由などが告げられた後に、もう一度、「わかりますか?」と確認され、再度、小声で「はい」と答えた。
閉廷後は裁判長に向かって一礼した後、振り返って傍聴席に向かっても一礼。特に口を開くことなく退廷し、その後は“超速”で待たせていた車に飛び乗って、立ち去った。
判決によると、印刷業者名義の架空の領収書を添付した収支報告書を作るなどして、2011~14年度の政活費計約690万円をだまし取った。
橋本被告は昨年、週刊誌で元「SPEED」で自民党の今井絵理子参院議員(35)との不倫交際が報道され、その後、政活費の疑惑が相次いで浮上。昨年8月に市議を辞職し、プライベートでも離婚が成立している。
今井氏は3日発売の「週刊新潮」で橋本被告と交際していることが報道され、事務所も広報を通じてスポニチ本紙の取材に応じ「交際は事実です」と認めていた。この日、裁判所に今井氏の姿はなかった。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181029-00000104-spnannex-soci
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