シリアで武装勢力に拘束され約3年4カ月ぶりに解放されたフリージャーナリストの安田純平さん(44)をめぐる「自己責任論」が、スポーツ界でも物議を醸している。
「危険な地域に行って拘束されたのなら自業自得だ!と言っている人たちはルワンダで起きたことを勉強してみてください。誰も来ないとどうなるかということがよくわかります」
米大リーグ・カブスのダルビッシュ有投手(32)は26日、ツイッターを更新し、こう持論を展開した。ネット上では「とても的を射た意見で素晴らしいです」という声もある一方で、
「ルワンダよりもシカゴの事を考えてやれ」などと批判的な書き込みが殺到、大炎上している。ダルビッシュはカブスと6年契約を結んで臨んだ今季、右肘などの故障でわずか8試合登板、1勝3敗に終わったからだ。
これに参戦したのが、豪州メルボルン・ビクトリーに所属する元サッカー日本代表の本田圭佑(32)。「フリージャーナリストの安田さん、いろいろと議論がなされてるみたいやけどとにかく助かって良かったね」と前向きにツイートした。
その後もダルビッシュは「日本が戦争していてたくさんの人が殺されているなかで世界のどの国もが知らんぷりだったらどうするんだろう?」と提起し続け、
本田はそれに反応する形で「このまま拘束されたりしたら、ホンマにヤバいかもっていつも思ってます」とツイートした。
競技は違えど、共に海外で活躍する2人が同じテーマで発言する状況に、ネット上では「夢の対談」と注目する向きもあったが、本田は終始冷静で、解放されたことのみに言及し、踏み込んだ意見は発信しなかった。
ダルビッシュはイラン人の父を持つだけに、中東で起きた問題を他人事とは思えなかったのかもしれない。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181029-00000009-ykf-spo
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