新横浜-小田原間を走行中の東海道新幹線で乗客の男女3人が殺傷された事件は9日夜の発生から1週間を経過した。神奈川県警のこれまでの捜査で、殺人容疑で送検された無職小島一朗容疑者(22)=愛知県岡崎市=が凶器を事前に準備し、車内で無差別に人を襲った状況などが明らかになる一方、凶行に至った動機や新幹線を現場にした理由など解明すべき点も多い。東京五輪・パラリンピックを控え、事件は大動脈の新幹線の利便性と安全性の両立という難題を突き付けてもいる。
◆謝罪もなく
「社会を恨んでいる。人を殺す願望は昔からあった。誰でもよかった」。県警の調べに淡々と応じているという同容疑者。「うそをついたり隠したりする様子はない」(捜査関係者)というが、死刑にならず出所したら再び事件を起こすとの趣旨の供述もしており、鬱積(うっせき)した感情の根源に何があったのか、明らかになっていない。事件への反省や被害者への謝罪の言葉もないという。
親族によると、同容疑者は中学時代に不登校になり、家族との関係も悪化。自殺願望をほのめかしたこともあったという。県警は、同容疑者が半年ほど前まで暮らしていたという岡崎市の祖母宅を家宅捜索し、日記とみられるノートなどを押収。動機解明の手掛かりになるとみて、記述の分析を進める。
凶器のなたと果物ナイフは「(放浪先の)長野県内で3月ごろに購入した」と供述しているといい、計画性がうかがわれる一方、事件当日に新幹線に乗車した理由は「特にない」と説明。車掌らの制止にもかかわらず、襲われた女性2人を助けるために立ちはだかった男性(38)の上半身を中心に執拗(しつよう)に切りつけたことも分かっており、捜査当局は事件当時の刑事責任能力の有無も含め、慎重に調べる方針だ。
◆対策に限界
東海道新幹線では2015年6月、やはり新横浜-小田原間を走行中の車内で男が焼身自殺を図り、巻き添えで女性客が死亡した。JR東海は車内の防犯カメラを増設するなどの対策を講じたが、今回の事件で既存の対策の限界が浮き彫りになった。
同社の金子慎社長は13日の記者会見で、事件後に車内を巡回する警備員を増員したことなどを説明。県警も制服警察官が警戒に当たる「警乗」の本数を増やしている。
ただ、東海道新幹線の運行本数は上下線合わせ1日300本を超え、県警は「人員面で警乗には限界がある」と指摘。15年の事件の際も議論された手荷物検査の実施も、利便性を損ないかねない上、マンパワーや検査スペースの確保が容易でないことなどから、同社は「困難」としている。
手軽に乗車でき、長距離移動の時間を短縮できる新幹線。半面、高速で移動する閉鎖空間でひとたび凶行が起きれば逃げ場はない。国内で世界的なイベントが控える中、抜本的な対策には手詰まり感が強まっているのが実情だ。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180617-00026796-kana-l14
みんなのコメント
不便は有っても、手荷物検査・新型探知機開発は必要。
最初は戸惑うだろうが、AIや人間の知恵で改良・時短できるだろう。
新幹線だけでなく、それぞれの企業が努力する事・人命第一が企業の義務。初期経費はかかっても客の安全を最優先と決断できる企業が勝ち残れると思う。
直ぐに対処すべき!!
全米ライフル協会じゃないけど、さすがに包丁持って暴れてるやつを新幹線のせいにはできないだろ。
日本にごまんといるこの犯罪者のような連中を取り締まるのが犯罪抑止つながる。
個人情報保護とかプライバシーとか関係ない殺されたらたまったもんじゃねーからな。
税金をこいつに投入する価値ない
新幹線が狙われるだろうなあ。
名実とも日本のプライドだもんね。
彼のようにシステムに乗っかれない人を無理矢理組み込もうとしても無理だし、それをする事での逆上や逆恨みに発展する可能性をとても秘めてると感じます。
システムに乗っかれないと分かった時、自らの道を模索して欲しいものだ。
そうしないと逆恨みばかりが増長してしまい、今回のような狂気に走る。
これはシステムに乗ってる人達からすれば理解出来ないし、彼は落胆者となるのでしょう。
簡単には行かない問題ですが、彼のような人が増えてる現状を踏まえると、どうにか共存の道を早くに提示しないと、システムに乗ってる側の被害者が後を絶たないと思います。
人間が二人いれば凶器なんかなくともおこりうる
殺人なんてどんな対策しててもおこりうるだろうに…
全国民老若男女さすまたの使い方を習得させる。
自分等の頃は柔道剣道が必須項目だったけれど、さすまたのほうが実践的で有効だと思う。
今どき、あんな車両使ってんの?ローカル線のほうがよっぽど綺麗だよ。
禁煙車が満席で喫煙可の車両に行ったときは具合が悪くなった。
警備員を配置する?
本数を減らす?
防犯カメラを増やす?
セキュリティーゲートを導入する?
全ては不自由と料金が増す結果に。
それより刑罰を強化することによって防ぎたい。
殺人鬼は簡単に出すな。
こんなダメ人間は社会復帰できません。
新たな被害者を出してはいけない。
ていうか、留置場で自殺して下さい。
新幹線で1人死んだとしてもたいした問題ではない
新幹線の問題としては、JR西日本の異音を放置することの方が、時速300kmでの脱線という大惨事のきっかけになりそうで不安だ。
世の中は
何も変わらないよ。
安全でないのだから、乗客となるべき人は各々よく考えて乗車したほうがいい
こういう人は人を殺す前に自殺をしょっちゅう考えてるはずだから
その段階で社会が要望に沿う形で対応しなきゃいけない。
結局「親の子育て」に行きつくと思う。
イジメにあった場合、不登校になった場合、コミュ二ケーション能力が足りないとされた場合等(その他いろいろ原因と思う)、それぞれのケースでその両親は子供との対峙の仕方をどうするかが重要なポイント。
両親が育児放棄マガイ(今回は祖母に押しつけてしまった)の行動を取ってしまえば、「両親への不満」「学校への不満」から「社会への不満」、やがて「社会を恨む」ということになる。
国の制度をどうするかも重要だが、結婚しやがて子供が出来た時にその個々人が「親として子供をどう育てるか、順当にいかない事態にぶち当たった時にどう対応していくか」という個人レベルの話に行き着くし、難しい問題と思う。結局、人間一人一人の問題といわれるから。
発生した際に、どうしたら被害を減らせるのかの教育を
従業員・乗客にすることです。
例えば、新幹線内で焼身・障害事件が発生した場合に、
① 新幹線内でどう逃げれば良いのか。
② どうやって身を守るのか。
③ 犯人を取り押さえるならどうやって制止するのか。
を周知する必要があります。
新幹線のホームでの待ち時間が暇なので、
電光掲示板(有料広告も出す)を設置して広報しても良いと思います。
車掌用の非常時の防護服と、緊急用の催涙スプレー・ネットランチャーの設置もした方が良いのではないですか。
「世間との乖離が……」
最低これくらいは行わないと。
新幹線の機械的、システム的な理由で死者がいないという事。
どんなものでも死にたくて、殺したくて
向かってくる連中に対してまで命が保証できる訳がない。
新幹線がかわいそう。
自宅ですら、不審者に攻撃される可能性があるこの時代に
自分の不甲斐なさを社会のせいにするんじゃない
今じゃ、国民の殆どがアナタを恨んでます。
日本が平和だなんて勘違いも甚だしい。
こんな経済活動だけが最優先で、老人保護にばかり力を入れてる国じゃ、これから先この手の事件がどんどん増えるだろう。