1月の初場所限りで現役を引退した荒磯親方(32、元横綱・稀勢の里)がインタビューに応じた。日本出身横綱として絶大な人気を誇りながら昇進後は故障に苦しんだ。第二の人生や相撲への思いなど心境を吐露した。

―引退した心境は。

「稀勢の里としては悔いなし。でも萩原寛という一人の人間としては、まだまだ悔いあり。相撲が好きだから、取れなくなるのは寂しい。40歳までやりたかった」

―横綱昇進の感想は。

「初めて綱を腰に締めた瞬間、全ての感情がぶっ飛ぶほどにうれしかった。日本人として最高の気持ち。常に夢見心地で土俵入りなど全てが幸せだった」

―新横綱の2017年春場所で負った左大胸筋のけがは重かったのか。

「(13日目の)日馬富士戦で『ブチッ』という音が聞こえた。左突き落としを狙ったときで、あの音は忘れることができない。左腕を遠くへ持っていかれるような感覚。痛みも相当だったし断裂もしていた」

―負傷後の2場所の強行出場が裏目だった。

「それまでの自分は休場が1日しかなかったから、休む発想がなかった。4場所休んで翌年1月の初場所が勝負と思えていたら…。時間を戻せるのならば2年前の4月に戻したい」

―進退を懸けた初場所前の心理状態は。

「布団に入れば2秒で寝る自分が、場所前の夜はなかなか眠れなかった。スーツを買っている夢で目が覚めて『違うぞ、違うぞ。駄目だ、駄目だ』と言い聞かせていた」

―横綱在位は約2年。

「15年かけて横綱になったが、この2年間は同等に思えるくらい長かった」

昭和力士育てたい ―力士に望むことは。

「古くからの力士像というものがある。黙々と相撲を取って人気があるような、昭和を思わせる力士を自分は育てたい」

―思い描く親方像は。

「これからは自分の意見や考え方を外へ出していかなければ。勉強が必要なので哲学書や小説、啓発本など段ボールだらけになるほど本を買っている」


スポンサーリンク


ネットの反応

1.
我が相撲人生に一片の悔いなしはなんだったんだ
悔やみまくりじゃないか
2.
「一片の悔いなし」の口上はなぜ出たのですか?化粧まわしへの忖度ですか?
3.
あの時、世間もマスコミもそれを褒めそやしたよね。
大切なキャリアを無理して失うのはスポーツの世界にままあるんで
「鉄人」のような人でもこういうケースが起きる。
引退は遅かったかなと思ったけど、この無念がそうさせたのは明らか。
角界もど根性命の考え方より、ケアとパフォーマンスの関係性を考える時代になって行くのかも。
4.
そりゃあそうだろうけど今更聞きたく無かったな。当時の自分が決めたんだから。
5.
2年前 だろうが3年前だろうが 元々 たいして強くながったよ 下半身が 弱い 脇があまい そしで限界だよ 元々 稽古嫌いでは 話し日本人なりません 史上最大の 弱い横綱
6.
悔いなしって言ったばっかりじゃなかったっけ?
7.
やはり、後悔している。
これは、正直で良い。
力士の体調管理について、専門医のマネジメントが必要だ!
暴力問題だけでなく、相撲協会は取り組むべきだし、スポーツ庁の関与も必要ならすべきだ!
このインタビューをムダにしないことが必要だ!
相撲界にも進歩が必要だ!
8.
横綱の前までずっと健康だったからね。
世間はケガの人生だったとか言うけど、
それは違う
9.
我が生涯に一片の悔い無しじゃないんかい!
10.
ひらがなしか読めないだろ?
11.
稀勢の里の当時の故障は、左腕から胸の靭帯断裂ですよね。
スポーツ選手としては致命傷な重症ですよね。
通常なら長期治療及びリハビリが必要な故障ですよね。
なぜ、相撲協会や部屋親方が、診察結果で即出場停止にしなかったのか。

本人が出場したくても、ドクターストップさせるべきだったと思う。
相撲道としての考え方は、尊重する必要があると思うが、相撲協会としては真剣に対策を考える必要があると思います。

12.
十分に休んだと思うよ。あれだけ休んだら、筋肉を付けけて一回り
大きな体に成ってないと。千代の富士が横綱にに成った時、体が
小さく、怪我が多かったが一場所ごとに体が大きくなっていた・・
白鳳は嫌いだが、最近それをしている・・・千代の富士によく話を聞き
教えを乞うてたらしい・・・
13.
あんたは、相撲協会と横審の「ワナ」にはまっただけ。無理に横綱にさせられて。プレッシャーで体まで痛めて。
14.
未練がましく過去の事は考えず
これからの先の事を考えましょう。
15.
戻っても結果は同じだと思う。
怪我が治っても、心がついていかない。
怖がって相撲を取ってリズムが狂い星を落とす。
横綱昇進まで休場1日、怪我と休場に免疫が無いのも理由の一つ。


スポンサーリンク


16.
何か新鮮に感じるインタビューだなと思って読みました。
なぜかと考えたら、多くの関取は相撲界での定型句でしか応えないってことに気付いた。
17.
ケガしてすぐ休場してれば…じゃないよ。
横綱にならなきゃ良かったんだよ。
断ってれば良かったんだ。
18.
わが相撲人生に一片の悔いなし!どうしたの?
19.
最後まで左腕を使う相撲にこだわってしまったのが失敗だろう。

相撲取りは誰しも大怪我があり、取り口を変える事で大成した力士も多い。
残念ながら稀勢の里は不器用であり、親方の指導力が無かったのでそれができなかった。

是非、強い力士を育ててほしい。

20.
スーツを買っている夢を見て、というのが切ない。
決して口には出さなかったけど、苦しんでいたんだなあ。
21.
今の協会は正しい判断が出来ていないことが挙げられる。
八百長問題などで人気下落などの危機感を抱いた協会幹部がそれまで以上に素人(横綱審議会を主に指す)の意見を聞いて運営を目指したのだが、彼らは如何せん素人で、基本的認識を持たずに好き勝手に発言し、メディアのニュースショウなどもつまらない影響を与えてしまった。
基本的認識とは力士の体の強さについてで、鍛え方も違えば鍛えた結果得られた身体能力も、怪我から快復できる能力も、常人のそれとはまったく違うということ。
その基本的認識が的外れなことから、力士も一般に過剰に当て嵌めてしまったことが対応が頓珍漢になってしまった理由。
横綱審議会は協会を権威づけるために設けた組織であったが逆に権威を破壊してしまった。
相撲だけやってきた連中であり、求めすぎるのはいけないが、一般と違うということを冷静に考えて運営を行わなければ、稀有な人材を失うことになる。
22.
ケガも含め横綱の実力がなかったのに強引に昇格させたのが間違い。
23.
そして時は動き出す・・・(-.-)
24.
そうは言っても横綱にするに早かったよね。同じ実力で日本人じゃなかっなら見送りでしょ。しかも、2年が長いって休場ばっかりしてて試合出てないじゃないの。サラリーマンなら給料泥棒どころかクビでしょ
25.
状況判断も出来ないのにちゃんと弟子を育てられるの?
26.
2秒で寝る!
27.
一般の人間でも後から考えたら、「何であそこであんなに焦ったんだろう、もう少し落ち着いて対処しておけば良かった。」と思うことはざらにある。国技の最高峰にいたらその後悔のレベルは想像がつかない。だけど、その後悔を指導に活かせれば、それも無駄にはならないと思う。
28.
日馬富士には、大相撲全体を相当やられたからね。
29.
この人は言うことに一貫性がない。
30.
後悔してないって引退会見で言ってなかった!?
完全に後悔してるやーん


スポンサーリンク


注目ニュース