2016年から中国代表監督を務めるマルチェロ・リッピが、5日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、ロシア・ワールドカップについて自身の見解を語った。2006年にイタリア代表を率いてドイツW杯を制した名将リッピは、番狂わせも多かった今回のW杯に驚きを感じていないという。「私は今回のW杯の結果に驚いていない。現在のサッカー界を反映している現代的な大会になったと思う」と続ける。
「まず弱小チームがどうやって勝ち進めたのかと問うものだが、そのチームのうちの15~16人の選手がイギリスやスペイン、イタリアでプレーしていることを忘れている。つまり、彼らはヨーロッパの高いレベルのゲームやスタイルを知っているのだ。
一方、ビッグプレーヤーや強豪チームの選手の目には、緊張や不安が見て取れた。だからこそ、伝統国が苦戦しているのだろう。お散歩して勝てるチームなどない」
それでも日本の健闘はサプライズだったようだ。グループHにおいて、日本はFIFAランクで最下位だったが、1勝1分け1敗の成績でフェアプレーポイントの差によりセネガルを抑えて決勝トーナメントへ進出。ベルギー戦(2-3)では一時、2点のリードを奪い、史上初の8強が目の前にまで迫った。
「日本が8強の寸前まで行くなんて、誰も想像していなかったよ。最も不可思議であり、ばかげた試合は、まさにベルギー対日本戦だった。誰も日本の2-0を想像していなかったし、その後のアディショナルタイムの逆転劇も予想できなかった」
なお自身が指揮を執る中国は、ロシアW杯の出場を逃したが、「中国もこの2年間でかなり成長したし、4年後には、カタールへ行けることを願っている」と述べ、意気込みを語っている。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180707-00000002-goal-socc
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