“球界の盟主”にまたも不祥事が発覚した。巨人は7日、柿沢貴裕外野手が同僚の野球道具などを盗み出し、転売していたとして契約解除したことを発表した。球団によると、柿沢はジャイアンツ球場のロッカー室から阿部、長野、坂本勇、陽岱鋼らのバット、菅野や岡本らのグラブ、マギーや亀井らのユニホーム、計110点を盗み、中古ブランド品買い取り専門店に売却する不正行為を行った。消費者金融に借金があり、生活に困窮していたという。今季年俸は500万円(推定)だった。
巨人では15年、所属選手の野球賭博問題をきっかけに研修会や勉強会を繰り返し、選手やスタッフにコンプライアンスへの意識を徹底させてきた。だが、その後も不祥事は後を絶たない。
17年7月には山口俊投手が泥酔して暴力トラブルを起こし、出場停止に。今年6月には篠原慎平投手、河野元貴捕手が都内飲食店で裸の動画を撮影し、SNSに公開。球団規則に違反したとして謹慎し、この日、今季中の期限を定めない出場停止処分と7月以降の参稼報酬20%に相当する罰金処分が正式に科された。
球団では河野、篠原の問題を受け、6月20日に選手や首脳陣を集めてSNS勉強会を開いたばかり。その矢先に新たな問題が発覚し、「当球団の支配下選手がこのような不正を行って、遺憾に思います」とコメントした。
一方の柿沢は球団を通じて「ライバルであり、仲間だと思って一緒にやってきた選手を裏切ってしまい、申し訳ありませんでした」と、謝罪。23歳と若く、将来性を買われ、16年オフに楽天から巨人に加入。だが、自らの手でその未来を閉ざしてしまった。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180707-00000084-dal-base
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