◇テニスウィンブルドン選手権 男子シングルス3回戦 ニック・キリオス 1―6、6―7、4―6 錦織圭(2018年7月7日 英ロンドン・オールドイングランド・クラブ)キリオスはこの日もキリオスだった。ハイレベルなプレーあり、まるでやる気のないプレーあり。集中が切れるとポイント間の動作もどんどん短くなった。敗戦後の会見では「圭との試合はいつも大変だと思い知らされる」とぶっきらぼうながら錦織に脱帽した。
開始直前に慌ててグリップテープを巻き直したかと思えば、いざ試合が始まってみると錦織の好スタートに早々とあきらめムード。錦織が「第1セットの彼はセミタンク(その後に備えて力を蓄えている)なところがあった」と感じ取ったように、緩慢な動きでわずか16分で落とした。
ねじを巻き直した第2セットはタイブレークに突入。ところがダブルフォールトに続いてバックハンドのミスでセットポイントを与えると、イライラ爆発で観客席に思いっきりボールを打ち込んだ。ブーイングはもちろん警告も受け、セットも落とした。
「圭は本当にリターンがよかった。たいていのヤツは俺のサーブを返すことも、触ることもできないのに、彼は深く返してきた」。リターンが返ってこなかったサーブの確率は1回戦の54%、2回戦の56%に比べてこの日は43%まで低下。最大の長所を封じ込められ、2年ぶりの4回戦進出もかなわなかった。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180708-00000059-spnannex-spo
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