ネットの反応

やはり民事再生にこだわったか。

現経営者も生き延びたい、新しいスポンサーには焦げ付いた負債を肩代わりして貰いたい・・
それが本音の民事再生への申請だった。

連結親会社の中国企業は最初からレナウンを引っ掻ける積りで傘下に入れたのだろうな。
吸い取るだけ吸って仕舞えばもう用はない!

きっちり利益を確保してしまえば、香港のダミー子会社など、どうでも良いだろうし、ましてレナウンは日本社、捨てられる運命にあったと考えるべき。それさえも読めない経営陣は終わって居たも同然。

何より民事再生法の申請自体が大甘だろう!
ブランドに愛着が有れば会社更生法の道を選択し、生まれ変わったレナウンを新しい日本経営陣へ移譲する、そして中国と手を切る。
これが真っ当な考え方だ。

やり方に依ってはレナウン自体存続出来ただろうに、これまで身を粉にして貢献して来た従業員達の事を想像すると、辛いものがある。

1970年代に『アラン・ドロン』起用のTV・CMがよく流れていたことを思い出します。声がまだ耳に残っています。その少し前には「ワンサカ娘」のCMソングがシンプルなアニメと共にテレビ画面に映り耳にしていたものです。

当時の個人的なレナウンのイメージは、流行の先端を走っているオシャレでカッコイイであり、そうした存在感がありました。
再建断念は、時代の流れに関係しているのかな。残念でありやはり寂しくもあります。

レナウン破産にみられるように、アパレルは栄枯盛衰の典型業種。
古くは1960年代以降一世を風靡したVANがそうであったように、安穏としていられる企業はないと言ってよいと思う。それでもVANは基本スタイルを貫きつつ、かつてのIVY少年、今はオヤジ層の取込みで再生しつつある。固定顧客層を如何に飽きさせないか、また顧客志向をどう読むかといったたゆまぬ研究が必要ですね。

レナウン、サンヨー、オンワード、いまだったらワールドあたりはデパートで必ず寄ってます。母はレナウンが好きだった。昔は物が良かったんですよね。

生地が厚かったり、織りがしっかりしてたり、端の始末や縫い目がきれいだったり。いまでもたまに買いますが、ファストファッションほどではないにせよ昔ほどの品質ではなくなったように思います。年配向けに高品質で価格もそれなりの水準維持で展開しても需要はあったと思うんですけどね。

まあ当然でしょう。まだまだ大手アパレルが倒産ではなく、事業廃止・破産する可能性は高いです。

平家物語を思い出した。諸行無常で、世の中の変化にうまく対応して行かなければならない。これはどの商売でも言えることだが、アパレルは流行の変化が激しいので特に難しいのでしょうね。

アメフトで無敵を誇っていたローバーズが懐かしい。

古着屋でふと手に取った薄手のジャンパー。とある海外の高級ブランド(あとで調べて初めて知ったのだけど)でした。家でタグをよく見ると、レナウンのライセンスによる日本製でした。大事に着続けます。
やはり国も、企業も、人も中国を信用してはいけない。
民事再生も中国の親会社のせいでかなり遅れたはず。もっと早ければ違う結果もあったかもしれない。
子会社から民事再生を申し立てるという奇策を使わざるを得ないほど、親会社となった中国企業に吸い尽くされてしまった。

元社員として一言。私が30才頃から、会社の赤字路線スタート。とても内部留保1600億有った会社では無くなりましたね。社長は、歴代何故か慶応OB、別に経営センスが有れば何処の大学卒でも良いと不思議でした。

況してや、資産も借入れ金返済のため、売却するのみ。此では、社員のモチベーションは保たれなかった。

全国に販売会社を7拠点、そこからの利益も何処に消えたか?メインバンクの旧住友銀行が、支援してましたが、相当呆れてたのが本音だと思いますよ。借り入れ金の残高減れば当然、銀行は手を引きますので。哀れな最後を迎えましたね。

株主の皆さまには、申し訳なく今も思ってます。最大の原因は、販売チャネルのミス!百貨店の顔色伺い、GMSも、曖昧。専門店、小売店、1つに絞れなかった結果でしょう。

30年近く、百貨店とアパレル の現場でお世話になり、栄枯盛衰を目の当たりにしてきました。

仲間達が力尽き、バタバタと倒れてゆくのは時代の流れとはいえ、寂しい気持ちです。

第一線に立つ現場の販売職や数字に追われる営業職は、ほんと皆さん必死で戦っています。
全ての企業とは言いませんが、上層部や内勤の人とは危機感や温度差がありました。

正直、上層部は何をしてるのか見えません。
もっと汗をかいて欲しいです。

プレイヤーになり、やはり現場の声=お客様のニーズをちゃんと反映させられる柔軟な頭がないと、これからはさらに同じような運命を辿る気がします。


注目ニュース