茨城・かすみがうら市のアパートで、コンクリート詰めにされた氏家昇さん(33)の遺体が見つかった事件。
妻の氏家美穂容疑者(44)は2018年3月、夫である昇さんとの嘘の離婚届を市に提出した、有印私文書偽造などの疑いで逮捕されていた。
その後、自宅アパートから発見された遺体が昇さんのものであると判明した。
「普通のお母さん」 一方で「金遣い荒く嘘つき」
美穂容疑者とはどんな人物なのか。
美穂容疑者を知る人たちは「姉御肌みたいな感じのお母さんでしたね。世話好きな感じ」、「(子供たちは)のびのび育っている感じでした。私たちから見たら普通のいいお母さん」などと語る。また、夫婦を知る人は「(美穂容疑者は)ガタイが普通よりいいから目立つ。(昇さんは)おとなしそうな旦那さん」と語った。ごく普通の幸せそうな家族だったという。
幼稚園の保護者の間では、3人の子供を育てる“肝っ玉母さん“と呼ばれていたという美穂容疑者。
一方で、取材によると、遺体で見つかった昇さんを含め、これまでに少なくとも3人の男性と結婚。出産・離婚を繰り返してきたという。2番目の元夫は「わがままというか自己中心的。借金あることも言わずに、最後どうにもならなくなったから、カードと子供たち置いて自分だけ出て行って」と証言。
美穂容疑者の同級生は「ヤンキーというか、ちょっとやんちゃな一面があった」と語っている。
金遣いが荒く、嘘をつくことがあったという美穂容疑者。
友人によると、2014年7月に昇さんと結婚した際も「10歳くらいサバを読んでお付き合いしていたらしい。子供ができたって言って、最初嘘をついて籍を入れた。結局はバレたみたいだが、それでも受け入れてくれたみたい」だという。
遺体入ったクローゼット 「夫はここ」と指さし…
夫の昇さんが会社に出勤しなくなったのは今年2月中旬。
今年3月9日、美穂容疑者は昇さんと「連絡が取れなくなった」と、警察に行方不明届を提出。
そのわずか19日後の3月28日、昇さんとの偽の離婚届を市役所に提出したという不可解な行動をとったため、事件が発覚した。結婚からおよそ3年半。美穂容疑者は2月頃から夫の遺体と暮らしていたのだろうか。
嘘の離婚届を提出した疑いで逮捕され、先週、自宅に警察の捜査が入った際、捜査員から「夫はどこだ」と聞かれた美穂容疑者は「ここにいる」とクローゼットを指さしたという。
捜査員がクローゼットを開けたところ、コンクリートが詰まった大きな袋に遺体が身体を折り曲げる形で入れられ、額の一部が見えていたという。
また、クローゼットには臭いを抑えるためとみられる消臭剤が置かれていたことも新たに判明した。夫婦に一体何が起きたのか。
これまでの調べに対し美穂容疑者は、昇さんの死亡に関与していることをほのめかす供述をしているといい、警察が追及している。(「プライムニュース イブニング」)
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180723-00010005-fnnprimev-soci
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