「今年の国内FA市場は、まれに見る投手不足です」(セ球団編成担当)これは先日、国内FA権の取得要件を満たしたオリックスの右腕・西勇輝(27)にとって、追い風になるに違いない。
08年にドラフト3位で入団して10年目。昨季は8月に故障するなど5勝止まりだったが、切れ味鋭いシュートを武器に、一昨年までの6年間で59勝をマーク。コンスタントに勝ち星を重ねてきた。関西の球界関係者が言う。
「昨オフは1000万円ダウンの1・2億円プラス出来高でサイン。『なぜ、こんなに評価が低いのか』とショックを受け、今季のFA行使に含みを持たせていた。性格は快活で目立ちたがり屋。オフにはファンを集めてイベントをやることもある。
一緒に自主トレを行ったことがある巨人菅野ら、他球団にも親しい選手が多い。過去には『何年後に年俸何億円を稼ぐ』と、目標設定をしていたこともあるというから、評価が高ければ高いほどモチベーションが上がるタイプ。好条件を求めて、FA権を行使する可能性は高い」
先発不足に悩む他球団にとっては“渡りに船”だろう。
「今季は5勝9敗、防御率3.84では物足りない。通算も69勝61敗ですから、いわゆる『10勝10敗投手』で大型契約は手にしづらい。残りシーズン、少しでも勝ちを増やし、負けを減らすことで、自身の価値をどれだけ高められるかでしょう。Bランクということもあり、巨人、阪神など先発投手不足に悩む複数球団が調査をしている。争奪戦は必至です」とは、オリックスOB。
FA市場の投手がタマ不足ゆえに、引く手あまたになる可能性もあるというのだ。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180729-00000013-nkgendai-base
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