日本スポーツ振興センター(JSC)からのアスリート助成金を不正流用した疑いを指摘されている日本ボクシング連盟(山根明会長)で、代表コーチらに対する“パワハラ”も起きていたことが29日までに分かった。
15年1月のアジアユース選手権に派遣された一部のコーチが、本来は支払う必要のない「大会負担金」を徴収されたほか、今年3月の韓国合宿では日当の“ピンハネ”があったという。
アマチュアボクシングを統括する同連盟の問題を指摘した、都道府県連盟役員らの告発状で明らかになった。アジアユースでは、あるコーチが大会負担金の名目で19万1000円を日本連盟から徴収された一方、別のコーチは徴収されない差別があったと指摘。
韓国合宿では山根会長の部屋に呼び出されたコーチが、連盟理事の一人から「事前に日当3万円を振り込まれたコーチから2万円を徴収する」と指示されたとしている。いずれも説明はなく、徴収した資金の使途も明らかになっていないという。
告発状は、JSCが強化指定選手1人に交付した助成金を、山根会長の指示で3選手に分配した疑いのほか、審判不正や試合用グローブの不透明な独占販売など13項目について問題を指摘。JSCや日本オリンピック委員会(JOC)、文科省などへ送られており、JSCは今後調査する方針を示している。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180730-00000037-spnannex-fight
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