「苦労して勉強したのに…」。入試の際に一律減点とされるなど女子の合格者数が抑制されていたことに東京医大の女子学生からは不満が漏れた。ただ、背景には医師不足や過酷な勤務の実態もあるとされ、男子学生らからは複雑な心境ものぞく。
医学部1年の女子学生(18)は「女性への偏見だし、離職するのは女性ばかりではなく、決めつけないでほしい」と憤る。また入学するため、猛勉強を重ねたといい「減点の影響で合格できた人がチャンスが奪われたかと思うと許せない」と訴える。
一方、医学部5年の男子学生(24)は「やってはいけないこと」としながらも「大学側の措置も分からなくはない」と話す。
背景には、医師不足や長時間労働など厳しい環境もあるとされ、男性学生は「男性は外科など、より過酷な現場に回される傾向にある。結婚や出産で仕事から離れる女性よりも男性が増えた方が負担軽減になるといえる」との考えを示す。
ただ、文科省幹部の息子の不正合格に続く、異例の得点操作の発覚に、学生らからは「就職先に影響が出ないか心配だ」とする声も漏れた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180802-00000565-san-soci
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