日本ボクシング連盟会長の山根明氏(78)が8日昼、会長職を辞任した。弁護士同伴で大阪市内で会見。「本日をもって辞任をいたします。
選手の皆さまにはこのような問題があったことに関して、法人の会長として申し訳ない」と頭を下げる一方、質疑応答時間を設けず、3分あまりの声明を発表して終了した。
日本連盟が7日に開いた緊急理事会後、「男としてのけじめを話す。時間をください」と辞任の可能性を示唆。帰宅後に「再婚している嫁に先に相談」したという。
「“私はどんなことがあっても会長を死ぬまで面倒見るから。今は楽になってください”と言われたので決意をしました」。辞任はボクシングとは無縁の妻の言葉が決め手と明かした。
ただし、これまで全面否定してきた審判員の不正判定や過剰な接待の要求などは、声明でも触れなかった。山根会長らしさ?が出たのは最後に出た唐突な言葉。
「どうか選手の皆さん、将来、東京オリンピックに参加できなくても、その次のオリンピックもあります。頑張ってください」。現在、国際連盟のガバナンスの問題で、
東京五輪での開催が危ぶまれているボクシング。世界にも顔が利くと豪語する同氏がいなくなったら東京五輪はどうなっても知らない、との捨てゼリフにも聞こえた。
会見を終えて大阪市内の自宅へ戻った際はなぜかVサイン。玄関前ではコメントを報道陣に求められ、関係者とみられる女性に口元を押さえられた。
ただ、その後のNHKの取材には「相手はウソばかり繰り返している団体。(音声は)ねつ造したのかもしれないし、そんなことを私がするわけがない」と反論。強弁を繰り返したが、その影響力はどれほど残っているのだろうか。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180809-00000000-spnannex-fight
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