非営利団体のブラジル公共保安フォーラム(FBSP)が9日発表したデータによると、ブラジル国内では2017年の1年間に6万3880人が他人の手によって命を奪われた。
この数は前の年に比べて3.7%多く、ブラジルのこれまでの歴史の中で最も大きい。全国の警察が持つデータをまとめたこの統計に基づくと、17年には1時間ごとに7人が、ブラジル国内のどこかで何者かによって殺害されたことになる。伯メディアが同日付で伝えた。
州別にまとめた人口10万人当たりの殺人犠牲者数は、17年にはリオ・グランデ・ド・ノルテ州が68.0人で最も多く、アクレ州(63.9人)、セアラー州(59.1人)がそれに続いた。人口10万人当たりの犠牲者数が少なかった3州はサンパウロ州(10.7人)、
サンタ・カタリーナ州(16.5人)、ブラジリア連邦直轄区(18.2人)だった。また、各州都における人口10万人当たりの殺人犠牲者数が最も多かった3市は、アクレ州リオ・ブランコ市(83.7人)、セアラー州フォルタレーザ市(77.3人)、パラー州ベレン市(67.5人)だった。
警察官によって命を奪われた人の数は16年から17年にかけて20%増加、5144人に上った。この数字に基づけば、17年には文民警察官及び軍警察官によって毎日14人が殺害されたことになる。
これとは逆に、殺害された警察官の数は4.9%減少した。17年に殺人の犠牲となった文民警察官、軍警察官は合計367人と16年よりも19人少なかった。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180811-00010000-saopaulo-s_ame
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